GALVESTON

  • 2017.11.02 Thu
  • galveston

今年もガルベストン始まります!

Galveston Taiguruma Project 2017 start !!

今年もいよいよガルベストンのプロジェクトがスタートします。
その前にガルベストンってどこ!?と思っている方もいるかと思うので簡単に説明しますね。

ガルベストンはアメリカのテキサス州にある人口6万人の小さな港町です。メキシコ湾沿いにあり、あのNASAがあるヒューストンから車で1時間ちょっとですね。私の住んでいる新潟市が50年前に姉妹都市提携を結びまして、毎年新潟の人とガルベストンの人たちが行き来して交流をしています。姉妹都市提携50周年を記念するプロジェクトが5年前に立ち上がり、ちょうど2011年にアメリカのティファニーから私たちのプロジェクトが表彰を受けたことからアメリカつながり!?ということで白羽の矢がたち、毎年鯛車づくりのワークショップをガルベストンでさせていただくことになりました。
そこで出会った人たちが本当によくしてくれて、私たちがガルベストンへ行く度に宿泊先を提供してくれたり、現地在住の日本の方は通訳として毎年付き合っていただき、さらに毎年行く度に様々な人を紹介していだたいたおかげで、今年はなんと初めてガルベストンの美術館で1ヶ月間インスタレーションに挑戦します。これは8月から巻の鯛の蔵で行っている展示を、ガルベストンでも行う企画です。

この企画もざっと説明させてくださいね!
鯛車はもともとお盆のお墓参りに引いていく玩具で、私は鯛車と一緒にお墓でお参りをしている瞬間はこの世とあの世が繋がっているんだとずっと前から感じていました。お参りをして手を合わせている瞬間は亡くなった方、お世話になった方と交信ができると思っていました。これを私のパートナーでもある皆川さんに話たらアメリカはラジオの文化で日本よりも多くの人たちがラジオを身近に感じているからこのお盆の行事をラジオになぞらえたらおもしろいんじゃないと。はじめ、ラジオをあまり聞かない私は、ん??と思いましたが、ラジオのメッセージを通して離れている人や亡くなった人たちに想いを伝えることがよくあることを思ったらすぅっとはいって行きました。前からなかなか外国の人たちに日本のお盆の行事「迎え火、送り火」を伝えたいと思っていたので、今回はこのアメリカでのインスタレーションを通じて表現できたらと思っています。

ただいま準備に追われていますが、あと二週間しっかり準備して本番に臨みたいと思っています。また準備や本番の様子もこちらで伝えていきますのでどうぞお楽しみに!地元の人たちに巻の鯛車はアメリカでも活躍していて、鯛車が自分の住んでいる町の誇りに思ってもらえたら嬉しいです。頑張ってきます!