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三条の鯛車。

Sanjo 's sea bream car.

ゴールデンウィークが過ぎ
鯛車のオフシーズンもようやく終わりを迎えます。
これから今月の表参道教室から様々な活動が待っていますが
その前にもうひといき。

巻の町の田んぼには水が入りましたね。
これから少し気温が下がるので

もう少し暖房は片付けられないかもしれません。

以前から連絡をいただいていた三条歴史研究会の方に会い行ってきました。

三条市は新潟と長岡の間にある町で、新幹線だと燕三条駅から降ります。
この町は私が小学校1年生から中学1年まで住んでいた町なので
とても愛着があります。
巻から車で30、40分くらいなので、休日に買い物によく出かけますね。
今回は中央商店街という三条の中心商店街で
三条マルシェというイベントが開催されていました。
その中で三条歴史研究会の方が三条の鯛車を飾っているので
観に来てほしいということでした。

子供たちがマスキングテープで
道にらくがきを!
これならすぐに綺麗になりますね。
商店街ではライブや出店での飲食など、
緑のテントが統一感があってとても良い雰囲気。

この三条マルシェの通りからはずれた小路を行くと

古い商業ビルの跡地に三条歴史研究会の方々が三条の古地図を展示していました。

若い人から年配の人まで
たくさんの人たちが地図を見入ってましたね。

とても良い活動です。

そこに三条の鯛車が!!
とてもカラフルで可愛らしい。

もともと三条氏は六角凧(三条では凧ではなくイカと言うそうです)
が有名で、竹と和紙を使う文化は昔からあったそうです。
巻の鯛車の竹ひごも三条から仕入れていますしね。

もともとこの鯛車は三条の大野豊松さんという職人さんが
つくっていたものです。

私の師匠の高橋さんが町の助役時代に大野さんを巻に呼んで
祭りに使うための巨大な鯛車をつくってもらったそうです。
それを観た長谷川さんが巻の鯛車を作り始めたと聞いています。
そう思うと長谷川さんの鯛車は
大野さんの鯛車にデザインが似ている気がしますね。

こちらが長谷川さんの鯛車です。

その後、小学生だった私は長谷川さんの鯛車を引いて、
鯛車に興味を持つきっかけを持ち
大野さんがつくった巨大な鯛車をプロジェクトを立ち上げた際に
役場で修理することになります。

だから大野さんとも繋がっていたんですね。
高橋さんに大野さんの話はよく聞いていました。
高橋さんの記事はこちらから↓
http://taiguruma.blogspot.jp/2014/09/blog-post_55.html


巻の鯛車は昭和初期に一度途切れています。
もしかしたら一度その鯛車を蘇らせたのは
大野さんだったかもしれませんね。

今の自分とも繋がっていると思うと、とても不思議です。
三条の鯛車は巻の鯛の蔵でも展示していますので
ぜひ観に来てくださいね。

そして今月の5月20日(土)からはじまる
表参道鯛車教室、まだ空きあります!
日程の関係でどうしようか迷っている方、
ぜひ一度ご連絡ください。
一緒に鯛車作りましょう!
ご連絡お待ちしていますね。

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