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「鯛車の修復作業」&「巨大鯛車づくりpart.2」

昨日は町のコミュニティーセンターで
鯛車の修復作業をメンバーで行いました。
2009年の「水と土の芸術祭」で100台の鯛車をみんなで作ったのですが
様々なイベントで展示されたり、引っ張られたりしたため
和紙が切れたり、色があせたりしたものが数多くありました。
今は巻文化会館のロビーに飾ってあるのですが
人目につくところだし、壊れたままだと鯛車も可哀想なので
教室のないオフシーズンのうちに
修理しようということになりました。

鯛車は骨組みが竹でしっかりできているので、
和紙を剥がして新しく貼り直せばまた復活します。
昔はお盆のお墓参りに向かう道が
今のようにきれいに舗装してなくて、
砂利道などが多かったらしく
夜ろうそくの灯りをつけた鯛車が倒れて燃えることが
よくあったそうです。
ただ、壊れたからそれで終わりではなくて
家に持って帰ってまた張り替えて作り直すということが
行われて、その繰り返しで今の時代にも残ってきたものだと思います。
その精神を受け継ぐためにも私たちにとって
修復作業はとても大切なことです。

自分で作った鯛車は自分で修理するのが決まりです。

鯛車も修理してもらってなんだかうれしそうですね。

昨日は修復作業と同時に巨大鯛車の制作も行われました。
前回に引き続き、竹との格闘です。

前回作った竹ひごをパーツごとに切っていきます。
竹が固いため火であぶってみましたが、、、
きれいに曲がりません。
パーツごとに木枠に竹ひごを刺していきます。

上の写真は竹がきれいにカーブを描いていますが、

ただ曲げるだけではここまできれいに曲がらないんです。
試行錯誤の結果ある方法を見つけました。
ヒントは上の写真の中にあります!
来週はいよいよ鯛車の形が見えてくると思います。
次回もお楽しみに〜

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