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素敵な鯛車が完成しました!!

今日は朝の時間に余裕があったの最近の様子を書きたいと思います。

毎日が濃く、1日が長く感じます。

今回は昨年と違ってTシャツでいられるような暑い日がありません。
毎日が新潟のように寒いです。
そんな中でも朝はとても大好きな時間。

それはザモラに連れて行ってもらっている朝食です。昨年6月に新潟にきて巻では毎朝セブンイレブンに通っていましたが、ガルベストンでは毎朝ここのパンケーキのお店「I HOP」に通っています。朝からこのボリュームです笑。元気な82歳。現役時代はガルベストンで小エビ漁に携わっていました。今は引退して愛犬のチワワとのんびり暮らしているそうです。

今回の旅ではザモラがほとんど車を出してくれてたくさんの話をしてくれました。なんとなく風貌が自分の祖父に似ていて何か一緒にいると懐かしい気持ちになります。自然と重ね合わせていたのかもしれません。
そして教室もいよいよ大詰め!
どんどんと進んでいきました。

みんなハンドクラフトが好きな人たちが集まっただけあって難関の紙はりもとてもスムーズでした。

初めはギクシャクしていたこの二人もこんなに仲良くなりました。

教室がはじまるとなぜかドーナツやらクッキーの食べ放題!おやつの時間も特になくなにもかも自由です。

そしてこんな出会いも!

新聞で通訳ボランティアの募集をしたところ隣町のテキサスシティから来てくれたmayukoさん。mayukoさんは海外で個展も展開している作家さんです。高校を卒業してからこっちに来て現在は画廊のディレクターも勤めています。1日通訳がいない日がありそうだったので救世主でした!これから何か一緒にできそうな予感!

そして出ました!ブルー鯛車!やはりこちらの人たちは魚(鯛が赤)だという概念がありません。

ただほとんどの人たちは赤い伝統的な鯛車を作ってくれましたよ。やはり完成した鯛車は自分の顔にそっくりですね!

最後はこっちでも好例のこのポーズで締めました。はじめは生徒さんたちと言葉の壁がありうまくコミュニケーションをとれませんでしたが、話していくと言葉を一言一言みんなが丁寧に聞いてくれてしかもわかりやすく話してくれたので単語を繋げただけでもなんとなく会話ができました。LINEの翻訳機能と通訳の小山さん、Mayukoさんのおかげがほとんどですが。。やはり次回は英会話もっと頑張ってから来たいです。話ができるのとできないのでは全然違いますからね。

そして一緒にいった皆川さんのサプライズ誕生日パーティーも行われました。

今回のホスト役のデビィの手作りケーキです。おめでとうございます!

そしてこれから旅の最大の目的のイベントが控えています。今日はその準備をしないとです。次回もどうぞお楽しみに!

ガルベストンからお送りします!

先週末から昨年に引き続き、ガルベストンへきています。

今回は現地でブログを更新していきたいと思いますので、いつもと違って見にくいと思いますがご了承ください。
iPhoneからブログが更新できるなんてすごい時代になりましたね!
そんな話はさておいて
目的は来年新潟市とガルベストンが姉妹提携50周年を迎えるにあたり
鯛車を50台つくることでプロジェクトが進んでいます。

ただ、おそらく学校では50台は余裕で完成している気がします(笑)
すでに今回の渡米前に授業で多くの鯛車が完成しているのを学校のfacebookで確認済みです笑
これがその証拠写真です↓
この鯛車たちは今週末に行われるガルベストン最大の灯りのイベント「Festival of lights」で披露される予定です。
今回はかなりすごいイベント内容になっているのでこちらもお楽しみに!
まだ口止めされてますがものすごい仕掛けです笑
月曜日からは一般向けの教室も開催しているのですが、鯛車に使う台座も学生が授業で自分たちで作ったものというのですから驚きです。これは巻でも頑張らないとあっという間に抜かれてしまいますね。

今回の会場はガルベストン市の中心街のアートギャラリーです。

普段は様々なアートスクールが行われており、壁には実際に生徒さんが作られた作品が展示販売しています。

どれも完成度が高い!そしてセンスが良い!

今回は昨年の倍以上の参加者に対しておしえる側の私たちの数が足りず大丈夫か心配してましたが、なんとか初日は乗り越えました!

みんなとても熱心で朝の9時から17時までお昼休みを除いては1回も休憩をとらずに骨組まで完成させました!ものすごい集中力!見習わないと!
明日からいよいよ難関の紙はりです。
楽しみですね!

最後に余談ですが、夜にベトナム料理のお店に連れて行ってもらいました。
埼玉出身の日本語を話せるベトナムの方がいてメニューを頼むのもホッとしました。写真は海鮮炒飯にフォーのスープヌードルです。そして食後のお土産にフォーチュンクッキーをもらいました。あのAKBの曲はこれか!と思った次第です笑

中を開けると、そこには
「全く期待していない時に物事が解決する」でした!
私が良いように解釈したので合っているかどうかはわかりませんが。
明日からもガルベストンで多くの出会いが待っていると思うとワクワクしています。また時間ができたら書きますのでお楽しみに!
明日は7時半に迎えがきます!
ちなみに今4時半。。時差に慣れず眠れません。それではおやすみなさいzzz
 

職人の意思を継ぐ。

全くタイトルと似つかない話しで始まり失礼いたします。。。
私たちの活動拠点である「鯛の蔵」、
定期的に開館するようになってから
毎週たくさんの人が来てくれますが、
近くに住んでいるこの子たちも急に入って来ては
2階にダッシュで駆け上がり、すぐに降りてくることが
頻繁にあります。
様子をうかがっていますね。

この前の夏に、入り口の戸を開けっ放しにしていたら

いつの間にか入って来ていて、
誰もいないはずの2階になにやら音が聞こえたのを
不審者かと思って、ビクビクしながらホウキを持って2階にあがると、
この子が隅っこに小さく固まっていたなんてこともあったくらいです。

昨日は「鯛の蔵」前の電気屋さんに7匹もいたんですよ!
こんな平和を感じる日曜日の鯛車教室ですが、
今回はもう一人ゲストの方がいらっしゃいました。
新発田で金魚台輪を広める活動をしている沖さんという
女性の方です。
まず金魚台輪がどういうものかと言うと
ほとんど鯛車と見た目も作りも同じなのですが、
尻尾の形が花びらのように1枚の紙でできているのが
特徴で、鯛車はお盆ですが金魚台輪はお祭りに
今でも使われている山車で、実物はものすごく大きいものです。
昔、新発田のお殿様が金魚が好きで作らせたそうで
もしかしたら原型は鯛車だったのではないかとも
言われているようですよ。
話しは少しさかのぼりますが、
今から9年前に、私がまだ鯛車教室をはじめたばかりの時に
当時金魚台輪を一人で作っていた新発田の太田さんという
職人さんを訪ねたことがありました。
その時に金魚台輪を作る工程を一通りおしえてもらい、
太田さんと交流が始まったのですが、
その太田さんが3年前に亡くなりいよいよ金魚台輪も
作る人が途絶えてしまい、とても寂しい気持ちでいっぱいでした。
しかし、昨年に金魚台輪を復活させたいという女性がいるというので、
紹介したいという話しをいただき、作り方も似ているということから
巻にきていただき、金魚台輪ではなかったですが、
鯛車の作り方を私たちプロジェクトで指導させていただきました。
あれから1年ぶりに完成した金魚台輪を持って
教室に遊びに来てくれました。
これが金魚台輪の発起人の沖さん。

話しを聞くと太田さんが亡くなり、太田さんが使っていた道具や

材料を全てご家族が処分されたようで何も残っていなかったようです。
私が訪ねた時はおそらく何百台もの数が作れるような
材料がパーツごとに棚に入れられていたのをよく憶えているだけに
残念でなりません。
しかし奇跡的に伝わった技術がひとつありました。
職人の太田さんが使っていた金魚に塗る赤い色は
新発田のちょうちん屋のおじいちゃんが
調合していた色なのですが、沖さんがそのちょうちん屋のおじいちゃんが
亡くなる直前に会うことができて色の作り方を教わったんです。
これは本当に間に合ってよかった!!
今回の鯛車教室では、その貴重な色の調合を実際にやって見せてもらいました。
教室の生徒さんたちは囲むように実演の様子を見ていましたよ。
ここは企業秘密!?というか
うまく説明できませんが、顔料の粉とにかわの代わりになる
ある粉をゆっくり混ぜ合わせていきます。

せっかくなので完成した色を
塗らせてもらったのですが、
とても発色の良い赤い色でした。

鯛車の先生たちは大興奮!!
とても良いデザイン。
私たちも勉強になります!

沖さんも私と同じように小さい時に金魚台輪を観て育ったようです。

そして今、金魚台輪の技術を子どもたちに伝えたいと日々研究されています。
これからどんなふうに広がっていくか楽しみですね。
形は違いますが目指している方向性は同じで
とても共感できました。今度は新発田に遊びに行きたいです。
その時は鯛車をお土産に持って(笑)
わざわざ巻までお越しいただきありがとうございました。
いただいた金魚台輪は鯛の蔵の階段の前の棚に飾らせて
もらいましたのでみなさん、ぜひ観に来て下さい!

教室もスムーズに進んでいます。

 

鯛の形になってきましたね!

みんな良い顔で作っているのが
何より嬉しいです!

それでは次回お楽しみに!

と、言いたいところですが
また11月の前半から渡米して鯛車をおしえてきたいと
思いますのでこちらの教室の様子はしばらくお休みになります。
巻の鯛車教室はまた戻り次第お伝えしますね。
お休みの間、巻の先生たちにお任せして行きます。
巻は優秀な先生がたくさんいるので問題なしです!
問題はガルベストンの参加者が昨年より増えて
20名を3人でおしえないと。。。

果たしてどんなふうになるか楽しみですね。
日本と違って一筋縄でいかないところも実は魅力的。
なるべく現地にいる間にブログ更新できたらと
思ってますのでお楽しみに!!

次回は新潟の姉妹都市アメリカ、テキサス州
ガルベストンからお伝えします!

秋の鯛車教室、始まりました!!

鯛車教室の季節がやってきました。
今回でなんと19回目!!
2005年の初年度のみ、年に1回でしたが、
2006年からは年に2回のペースで開催してきました。

参加人数総勢500人、完成した鯛車の数は1,000台を超えます。
500人の人たちが鯛車を作れるなんてすごくないですか!?
その中で残っているメンバーが先生となり、
私たちプロジェクトを支えてくれています。

始めた当初に感じていたことがありました。
それは、はじめだけ盛り上がりそのあと続かないことが
一番怖かったので、例え小さな広がりでも
続けて行くことを大事にしようと
プロジェクトを立ち上げた土田さんと決めたことでした。
今思うとこれは間違いではなかったんですね!

さて、2014年度秋の鯛車教室ですが
前回の予約者で定員が埋まってしまったため
公に募集は出せませんでした。申し訳ございません。

次回は来年6月になりますが、
参加してみたい方いられましたら
以下の番号又はアドレスにご連絡ください。
今後は教室の回数を増やすなど
もっと多くの方へ鯛車をおしえられるように
考えて行きたいと思いますので
よろしくお願いします。

090-7413-7793
taiguruma@gmail.com

それでは秋の鯛車教室の模様です。

初日の朝は、秋のすっきりした空気でした。
今回は25名の生徒さんです。
人数が多いので初の2会場同時開催です!
カメラから逃げるK先生。
K先生は一期生なんですよ!

その川端先生(笑)、技術も尚更ながら
教え方がうまいですね!!
3期生の元校長先生の長嶋先生が
おしえているのはプロの陶芸家の方。
色々な職業の方に参加いただいています。
こちらは若者チーム!
最近は少しずつですが若い方も増えてきました!
この参加者の方は
隣町の方で、前から鯛車のプロジェクトに
関わりたかったとのことでした!
嬉しいですね!

今回の会場ですが
巻コミュニティセンターと鯛の蔵の2会場で開催しています。

どちらも巻文化会館の前です。見学など大歓迎ですので、
お近くにいらっしゃいましたらぜひお寄り下さい。

また鯛の蔵は毎週土曜日の午後と日曜は一日空いていますので
こちらも覗いてみてください。
8月から鯛の蔵二階で行っている
「高橋さんが私たちへ残してくれたもの
 高橋哲男展」はご好評につき、
11月23日(日)まで延長になりましたので
こちらも合わせてお楽しみください。

それでは次回もお楽しみに!!

秋の「鯛の宵」終わりました!

先月末、おかげさまで「鯛の宵」中秋の巻、
無事に終わりました。

こちらもお盆と同様に天候にも恵まれ、
鯛車も外を目一杯に走ることができて
喜んでいたのではないでしょうか。

今回も前回と同様にカメラマンの志賀さんに
撮影をお願いしました。
志賀さんの写真はその場の空気感を見事に捉えてくれます。
言葉でうまく説明はできませんがただの写真じゃなくて
自分の目で見た光景をそのまま表現してくれているというか。
その場に行き交う人の足音や聞こえてくる音楽が
かすかに感じとれるというか、そんな作品です。

前回の志賀さんが撮った「鯛の宵」はこちら
https://taiguruma.com/blog/2014/06/517

それでは志賀さんの写真とともに会場の様子をご覧ください!

メイン会場では小学生が作ったペットボトル製の
アートキャンドルも鯛車とともに並びました。
今回は小学生によるよさこいも披露!
堂々とした踊りがカッコ良かったです!
隣の西川町よりファイブスターアイランズさんの
フォークソングも雰囲気にマッチしてました。
急なお願いに対応していただきありがとうございました!
会場内はススキなど秋を感じる展示にしました。

それでは鯛の宵はどうなっているのか

楽しみ方を少し紹介しましょう!
まず自分の好きな鯛車を選んで、借ります。
これでいいかな!?
中にはもちろんろうそくの灯りが入ってますよ!

ご家族やお友達と一緒にお店を巡ります。

お店をまわり、飲食してスタンプを集めます。
今回は採れたて野菜も販売してましたね。

スタンプを集めたら鯛車の貸し出しをしていた
会場へ戻ります。

各お店で1つスタンプをもらえるので
4つ集めて抽選会に!何がでるかな!?
特賞の鯛車が大当たりー!!

鯛車を貸し出す前に鯛車と一緒に記念写真を撮り、
戻る頃にはプリントしてお渡ししています。

以上、このような流れになっています。

この「鯛の宵」の会場となる東浦通りは、商店街の1本手前の通りで、
昔は川が流れていて着物を着た芸者さんが歩き、料亭もたくさんあった
由緒ある通りだったんです。今は川に蓋がのせられ、料亭もほとんど
なくなり、風景は変わってしまいましたが
まだこの通りには小さな飲み屋さん、お寿司屋さんが
残っています。こういったお店にスポットを当てて、
いつか私たちがイベントを仕掛けなくても自主的にお店のみなさんが
イベントを開催してくれたらいいなという想いで4年前からはじめたものです。
当日は本当にたくさんの人たちがきてくれました。
リピーターがたくさんいるのが嬉しいですね。
次回は来年の春を予定しています。
誰でも参加できるイベントです。
もし、会場でコンサートをやりたい
スタッフとして関わってみたいという方大歓迎です。
今回は10名の素晴らしい助っ人チームが来てくれて
イベントがスムーズに進みました。
関わっていただいたみなさん、
本当にありがとうございました。

次回もお楽しみに!!

お盆を彩る鯛車たち。

1ヵ月以上も前の話しですが、
お盆に行った「鯛の盆」と
同時にスタートした「高橋哲男展」の
報告をさせていただきます。

今年のお盆も天候に恵まれ、
たくさんの鯛車を引いた子どもたちがお墓参りに行く姿を
観ることができました。

当日の様子をご覧下さい。

メンバーが作ってくれた看板。
これがメイン行事です!
小学校の鯛車教室で
子どもたちが作ってくれた文字絵も大活躍!

いよいよ準備が整ってきました。
浴衣姿のスタッフももちろんいます!

いよいよ貸し出しスタートです!
鯛車を引いてお墓参り。
私の頃はなかったので羨ましいです。。。

暗くなるにつれて
鯛車貸し出しの参加者が増えてきました。
一時、ほとんどの鯛車が出払う場面も!!

お盆の風景には
鯛車がとてもよく似合います。

この日の思い出をいつまでも憶えていて
ほしいですね。

貸し出し場所の前には
巻南小・北小学校の鯛車が並べられました。
2005年から各小学校で教室を始めたので
10年分の鯛車になります。時間が経つのは本当に早い。

そして鯛の蔵2Fでは「高橋哲男展」がスタートしました。

高橋さんが生前所属していた
バンドのメンバーから豪華な花盛りが届きました!
関係者の方々、ありがとうございました。

この日のために高橋展を記念した
記念グッズもいくつか作って販売しました。

ものすごい人です。今年は
スタッフも大増員しました!

みんなおつかれさま!

これまで貸し出しを続けてきた成果があったのか
たくさんの人たちが鯛車を借りてお墓参りに
行ってくれました。
とくにリピーターの方が必ずきてくれるのが嬉しいです。

10年前に鯛車をおしえて小学生だった子が成人を迎えてたのも
驚きでした!それでも毎年必ずお盆に顔を出してくれるのが
嬉しいですね。
私もそれだけ歳をとったわけですが、
年を積み上げてきたものが身になる喜びは
ものすごく大きいです。

来年もお盆の13日に鯛車貸し出しを予定していますので
まだ巻に住んでいて来たことのない人、
お墓が近くにあるけど、鯛車を引いたことがない人、
ぜひお越しください。

そして鯛の蔵2Fで開催していた「高橋哲男展」ですが、
本来9月末で終わるはずでしたが、
好評につき11月23日(日)まで延長が決定いたしました!!
こちらも引き続き、よろしくお願いします!!

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「鯛の蔵」は
毎週土曜日の13時〜17時、
毎週日曜日は9時〜17時まで開館しております。
※10/18(土)はスタッフ不在のためお休みになります。

秋の鯛の宵は、今週末土曜日です!

みなさん、いよいよ秋の鯛の宵が近づいて参りました。
当日のスタンプラリーマップができましたので
ここにアップしますね。

今回の目玉は毎回ここでお知らせしている
「鯛の蔵」の高橋展。

そして囲炉裏のジャズライブに中吉川のフォークソングライブ。
各お店で三味線、尺八、胡弓の演奏もあります。
ライブは様々なお店で開催されるので
マップを見て回ってみてくださいね。

他にも窯でつくる鯛メシやワンコインのお寿司屋さんなどなど、
家族連れでも楽しんでいただけます。
普段入ることのできないスナックなんかも
この日は気軽に入れますのでお楽しみに。

鯛の宵 〜中秋の巻〜は
今週土曜日18時より巻駅からすぐの
東浦通からスタートです。

またみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。
お問い合わせは下記までお願いします!

taiguruma@gmail.com

鯛車の師匠、高橋さん。

前にも少しお話しましたが、私には鯛車の師匠がいました。
名前は「高橋哲男」さんと言って新潟市と巻町が合併する前の
旧巻役場で助役をされていた方です。
巻にある日帰り温泉「じょんのび館」の初代社長でもありました。
高橋さんは助役を退任されてから鯛車をつくり始めました。

私と高橋さんが10年前に初めて出会った時には
私はすでに自分の鯛車の形を完成させていました。

では、なぜ師匠と呼んでいるのかというと
私は高橋さんと出会う前から高橋さんの鯛車を毎日見てきたからなんです。
私が中学生の頃、母が1台の鯛車を買ってきました。
それが高橋さんの鯛車でした。

以前紹介した鯛車職人の長谷川さんが亡くなってから
鯛車をつくり始めた高橋さんは奥さんの実家が葬儀屋さんで
鯛車をつくって一時期、卸していたんです。

これもすごい巡り合わせです。
それからその鯛車は実家のリビングのテレビの横に飾られ
毎日その鯛車と顔を合わせる日が続きました。
そして、大学の卒業制作に鯛車をつくろうと思って
最初に頭に浮かんだのがその鯛車でした。
私は高橋さんの鯛車から図面を起こし、自分の鯛車を完成させました。
なので私のつくった鯛車は高橋さんの鯛車にそっくりです。
それはそうですよね(笑)間違いなく高橋さんは私の師匠です。
そしてプロジェクトに参加して鯛車をつくったみなさん、
みなさんのルーツは高橋さんの鯛車です。

唯一巻にいた鯛車職人の長谷川さんは独自のデザインが特徴的でした。
(長谷川さんの記事はこちら↓)
https://taiguruma.com/blog/2014/07/blog-pos-31

ただ、高橋さんは鯛車を研究し、昔ながらの鯛車を再現していました。
それはとても素朴でシンプルなものでした。

10年前の高橋さんと自作の鯛車。

高橋さんは初めて会った時に、初めて会った気がしないくらいに

写真の鯛車のようなとてもほんわかした優しい方でした。
私が鯛車を広めたいという話しをしたらとても喜んでくれたのを
憶えています。
高橋さんは町の人たちが誰でもつくれるようにしたい、
だからつくりやすいように鯛車をつくるための道具を
色々と研究していました。
昔から巻に伝わった素朴で「これが巻の鯛車」というのを
いつかつくりたいね、とその時話をしました。
それから私と高橋さんの関係ははじまり、高橋さんの家に通っては
お互いの技術を話し合ったり、鯛車に関する色々な話しを
聞かせてもらいました。私にとってその時間はとても貴重なものでした。
その高橋さんが昨年の8月に病気で亡くなりました。
いつも応援していてくれた高橋さん。
高橋さんはあまり表に出るような人ではありませんでしたが
私たちの活動をいつも影で支え続けてくれました。
このままだと高橋さんが残してきたものは
ほんの一部の人間にしか伝わらない。
だったら、高橋さんを紹介する展覧会を開こう。

そう考えてプロジェクトの皆川さんに相談して
高橋さんの展覧会を亡くなった1年後のお盆に
開催することにしました。
お盆だったら鯛車を観にくる、たくさんの人たちに
高橋さんの残してきたものを見てもらえますもんね。
長くなりましたが、次回にこの続きをお話します。
「高橋さんが私たちへ残してくれたもの」
高橋哲男展
この展覧会、当初会期が9月28日(日)までだったのですが
好評につき11月末まで延長になりました!!
まだご覧になっていない方、
鯛の蔵2階へぜひお越しください。
毎週、土曜の午後13時〜17時、
日曜は9時〜17時まで開催中です。
高橋さんを知ってみたい方、
私たちプロジェクトのルーツを知りたい方、
ぜひお越しください。お待ちしています。

夏休み鯛車教室!!

毎年、夏休みを利用して地元の小学校で
鯛車教室を実施しています。
プロジェクトを立ち上げた年から始めたので
今年でちょうど10年目になります。
7月〜8月の全8回コースで行いました。
今回はその様子をダイジェストでお楽しみください!!

教室の窓から見える風景です。角田山と弥彦山が見えます。

おそらく子どもの頃ってこの風景を窓から見ても
何も感じなかったんでしょうね。
大人になった今はなぜかこの風景が大好きです。

そして始まりました。今年もたくさんの
子どもたち&お母さんが参加してくれましたよ!
穴を空ける作業も子どもだからといって
手助けしません。大変だけどとても大事な作業です!
ちなみに二人ともリピーターなのでお手のものです☆
初めての作業も男の子にとっては
楽しいですよね!
ボンドを使ってヒレをつくっています。
手がべたべたになって戸惑っていたけど
それも良い思い出!?
地域の大人と関わりができるのも
この教室の魅力です。

これは??
紙をはったところに印をつけています。
この発想はなかったですね(笑)
子どもたちの一番のお楽しみは
休憩のアイスじゃんけんです!
鯛車づくりより楽しそう(笑)

このドヤ顔、
きっとうまくいったんですね!
子どもたちの想いはが鯛車の台車に描かれました!
世界に1台だけの鯛車。

地域と学校を繋ぐパイプ役をしている
コーディネーターの山賀さん。
時には子どもたちを叱り、
時には励まし、学校の先生以上の役割をしてくれました。
みんな無事に完成しました!
このあと持って帰ってお盆に
各自のお寺に連れて行く予定です。

最後は山賀さんの涙の挨拶とともに閉会しました(泣)

教室の最後が近づくにつれて、まだ終らないで欲しいと毎回感じます。
6年生はこれで小学校の鯛車教室に関わるのが最後なんですね。
いつか成長して、また鯛車に関わって欲しいと思います。
・・・っと、話は引っぱりましたがまだ終わりません。
最後に8月後半にある竹野町という地区のお祭りに参加しました。
しかもしっかりオチまでありました!

当日いつになっても太鼓や灯籠が出てきません。。。
なんと、お祭りが前日に終わっていました(笑)
こんなことってあるんですね。

しょうがないので楽しみにしていた子どもたちのために
人数は十分に集まったのでお祭り開始です!!

久しぶりの再開です!
みんなで自分でつくったMY鯛車を引っぱります。

お父さん、お母さんと引っぱれて楽しそうでした。
最後にゴール地点で花火をみんなでしたんですよ。
なんとか開催できて良かったです(汗)

色々とハプニングはありましたが、
とても楽しい鯛車教室でした!

来年はどんな子どもたちが集まるのか
今から楽しみですね。

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