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ご縁はどこまでも。

Your edge is everywhere.

今朝、一人の女性からメールをいただきました。
表参道教室の案内をブログでみて
参加申し込みのご連絡でした。

いつもご連絡をいただくと、
失礼ながらどこで鯛車のことを知ったのですか?
どなたからのご紹介ですか?
と、お聞きするのが楽しみのひとつでした。
この方の小さい頃におじいさんが鯛車を作っていたらしい。
私が鯛車の活動をするずいぶん昔のことだ。
何度かやりとりして名前を聞いて思わず
仕事中にもかかわらず叫びそうになりました。

おじいさんは長谷川初衛さん(巻で唯一の鯛車職人)で
なんとそのお孫さんでした。

当時、鯛車をひたすら作る長谷川さん。

長谷川さんは、私が小学生の頃初めて引いた鯛車の作者。
それは私の人生を大きく変えたできごと。
そして初めて長谷川さんのお宅にお邪魔した日が長谷川さんの命日。
私の祖父と同級生だった長谷川さん、
お孫さんは偶然にも私と同じ歳でした。
お孫さんにとって長谷川さんは母方のおじいさんだそうで、
5月の教室の前にお母さんに
長谷川さんとの思い出話しを
たくさん聞いてきてくれるそうですよ。

結局一度もお会いできなかったのに様々な人を通して
少しづつ長谷川さんが自分の中で大きくなっていく。
5月にお孫さんとお会いするのが今から楽しみです。

※初めて私が鯛車を引いた思い出はこちらから↓
https://taiguruma.com/blog/2015/01/blog-post_26-6

繋がる。

鯛車の活動をしていると、いろんなところで
誰かと誰かが繋がっているということが頻繁にある。

今日は、最近驚いたそんなお話です。

今の家に住んで8年になりますが、
毎日必ず使っているテーブルと椅子があります。

この家具は古町にあるアパートメントというお店で買ったのですが
引っ越す前からこの家具がずっと欲しくて、ちょうどこの家具が値上げすると
店員さんにおしえてもらい、いつか引っ越すときに必ず取りに来るという不思議な
契約をして(笑)まだ結婚する前だったので
妻と二人で少しづつお金を貯めて買ったものでした。
家をつくる際にもこの椅子とテーブルありきで部屋を考えたくらいです。

確か1年近く取り置きしてもらっていたような。。。

当時ツインバードさんが出している紙面に
載せてもらったことがありました。懐かしいです!
このテーブルと椅子です。

そんな融通の利くお店、アパートメントは学生時代からなんとなく
通っていてよく店員さんとお話がてら、家具や雑貨を眺めるのが
大好きな時間でした。

あれから何年も行ってなくて、
先日会社帰りに知人に渡すプレゼントを
買いに5、6年ぶりくらいに行きました。
お店に着くとちょうど家具を買ったときにいた店員さんがいて、
更に私のことも憶えていてくれて、なんとなく最近どうですか、
という感じで話をしていたのですが、
話の流れから店員さんのお宅に鯛車があるというような話をされました。
しかも1台じゃなくてリビングに5、6台!???
これはただものじゃないですね。

どうやらお父さんがつくっているようでした。
その店員さんは鯛車=巻というようなことは
わからなかったので、お住いのある北区の公民館か何かで
つくっていると思っていたようで
お父さんとコミュニケーションをとるようなことは
普段しないので、その鯛車について深く突っ込まなかったようです。

店員さんのお名前と北区で一人思い浮かびました!!
下の写真の鯛車をつくった方で、もう3年ほど巻の教室に通われています。
毎週教室のある日曜日は北区から1時間かけて巻に通っているんですよ。
すごくないですか。それも3年!!
巻で行う忘年会も参加した年から来てくれていましたね。

この鯛車の作者ですよ!
メンバーのみんなわかりました??

あまりにも上手で真面目な方なので、

昨年、教室の先生をお願いしたのですが、
距離が遠いこともあり、断られてしまいました。
しかし今回のことで、もう一度先生をお願いしたいと強く思い
息子さんからもお願いしてもらうことになりましたよ。
先生になったあかつきにはここで改めて紹介させていただきますね!
こんなところで息子さんとお父さんが繋がるなんて
人の繋がりは本当に不思議なものですね。

発明家揃ってます。

教室も2日目に入りました。

さっそく様子を覗いてみましょう。

こちらの方は2日目の参加。
2、3年前に参加したことがあり
今回は3台目の挑戦。
こちらはもうベテラン。
小さい鯛車難しいですよね。

若手も頑張ってます!

こちらは毎週、電車で巻まで早朝から
通ってくれています!
鯛車の魅力に距離は関係ありませんね。

そしてこの方、なんと会を立ち上げた2004年に
小学校の子どもたちと一緒に鯛車を巻まつりで
引いたのですが、その中の1人のお母さんでした!
嬉しいですね!そしてなぜだか私も私のことも
お互い覚えていてびっくり!
あの時の小学生ももう大学生になったみたいですよ。
それは歳とるはずだ(汗)

そしてこんなところにも先生のこだわりが!!
アクセサリーに使う金具で、、、

取り外しが可能でした(笑)
みんな常に鯛車の進化を狙ってます!
そして最後に紹介するのがこちら。
教室の帰りにとある先生が
これ作ったんだけどと、声をかけてくれました。
タイプA
いらなくなったハンガーが木の棒の先につけてあります。
なんだかわかりますか??
こちらはタイプB
いらなくなったホウキを束ねてこの通り!
暖簾をはずすためなんですねー。
こちらを考えたのが川端先生。
プロジェクトのメンバーには
身長の低い方が何名かいて、暖簾が届かないんですね。
細かいところにも気が効くメンバーがいてこそ
このプロジェクトは成り立っています。
川端先生、ありがとうございます!

とても暖かい気持ちで日曜日の午後を迎えられました。
また来週お楽しみに!

『yorotto』に掲載されました!

今月末にマイナビさんから発行される県内の高校生向け雑誌
『yorotto』に代表野口の記事が掲載されました。

プロジェクトを立ち上げるまでの話しが載っています。
ぜひご覧下さい!

https://u17.shingaku.mynavi.jp/article/21778/interview-01.html

「巻の鯛車と私」

ブログの題名に使ったフレーズは今井さんが
「ふるさとへ贈る手紙」で受賞した作文のタイトルです。

なんと今年を締めくくる素敵な作品が届きました!!
昨日、今井さんが鯛車の作文で受賞したお知らせを
こちらで紹介しましたが
なんと作文自体を送っていただきました!
それではどうぞ(クリックすると拡大します)

こんなに嬉しいことはありません!

住んでいるところは遠く離れていても
鯛車を通して気持ちはずっとつながっているんだなって
改めて思いました。

今井さん、また来年も巻に帰ってきてくださいね。
また私たちに元気をあたえてください!
巻のみんなは今井さんの帰りをいつでも待っていますよ。

こんなあたたかい気持ちで一年を終えることができて
今井さんには本当に感謝しています。
ありがとうございました。

それでは最後に、
今年お世話になった全ての人たちに感謝いたします。
来年はもっと鯛車の作り手を増やしたいと思っていますし
鯛車を知ってもらう機会も増やしていきたいです。
来年も鯛車復活プロジェクトと
巻の町を、よろしくお願いします!
みなさん良い年をお迎えください!

すごく嬉しいお知らせ!!

みなさん、すごく嬉しいお知らせをいただいたので
書かせていただきますね。

鯛車の東京チームの今井さんが応募した
鯛車についての作文が、この度受賞に決まったんです!!

https://www.city.niigata.lg.jp/info/bunka/furusato/jyushou.html

今井さん、おめでとうございます!!!!

それでは今井さん(今井和幸さん)とはどんな人物なのか
少し追ってみたいと思います(笑)

私と今井さんが初めて知り合ったのが2011年でした。
今井さんが参加していた丸の内朝大学のフィールドワークで
巻の鯛車をテーマに選んでいただいた時からですね。
(もっと前から関わってもらっている感じがしますが、、、)

それからイベントがある度に巻へ来てくれています。
お盆の8月13日も巻に来てくれているんですよ!
これってすごくないですか!?

表参道教室はもちろん、長野善光寺教室にも毎回来ていただいています。
しかも私たちがピンチの時には必ず助けに来ていただいています。
そのタイミングが毎回絶妙なんです!今井さんがいなかったら
完成しなかったであろう鯛車は数知れず。。。

その時の記事がこちら↓

善光寺教室に助けにきてくれた今井さん。

表参道教室で助けてくれた今井さん。

Beamsで初めて鯛車が並び、売れるか
どうか心配してドキドキしていた時も
第一号に買ってくれたのも今井さんでしたね。
あの時は本当に嬉しかったです。
どれだけ今井さんが私たちのプロジェクトにとって
かかせない人物だというのがわかってもらえたでしょうか。

今井さんから心のふるさとは巻です!と、
有難いお言葉をいただいています。
きっと今井さんの熱い想いが受賞に繋がったのだと思います。
改めて受賞おめでとうございます。
今井さんの作文は1/16(土)に新潟市のりゅーとぴあ劇場で
朗読される予定になっています。
書いていただいた内容も気になるところですね!

これからも応援してくれる今井さんと共に巻の鯛車を
盛り上げて行きたいと思います。
今井さん、今後ともよろしくお願いします!

ガルベストン番外編!!

前回のガルベストンの記録からだいぶ空いてしまい
続きを書くのがすっかり遅くなってしまいました。
番外編ということで、連れて行ってもらった場所や
食べ物について書きたいと思います。

ガルベストンでの教室とイベントを終えて
オフタイムがやってきました。
昨年は予定がびっしり詰まってましたが、
今回は観光の時間もありましたよ。
この日はヒューストンの、あのNASAへ連れて行ってもらうことに!
テレビではロケットが打上げられるときによく観ていましたが
まさか自分の足でその場所に行けるとは。
人生何が起こるかわかりませんね。
ガルベストンから車で30分〜40分くらいだったでしょうか。
意外に近いんですね。

この日は新潟からの市民団体のみなさんと一緒に出発です!
人数が多いのでなんとスクールバスの貸し切り(笑)
デザインが黄色でカワイイですね。
そして着きました!!
工場的な場所を見学!
ミシンとかも置いてあり、アナログな部分も
見ることができておもしろかったです。
外にもロケットの模型などがあり、
子どもも楽しめました。
右側の倉庫に行くと、、、
本物のロケットがありました!
宇宙へロケットを飛ばす際に本物と同じ機体をもう一機つくるようで
これは宇宙へ行かなかった方が展示されていました。
ものすごくデカい!いつか鯛車乗せて宇宙へ行ってみたいですね。
その後、鉄道博物館も連れて行ってもらいましたよ!
これは精巧につくられたジオラマですね。
町の中ではこんなものを発見。
マンホールのデザインがガルベストンを代表する
帆船、エリッサ号!

ちなみに巻はこれ!
比べてみると作り自体も違うみたいですね。

市内ではディスカウントショップを見つけました。
ここが本当におもしろい!お土産はここがおすすめ。
皆川さんがあまりにも夢中でそのまま閉店しても
気付かれずに鍵を閉められることに(笑)
ここからが食べ物編。
アメリカのスーパーでもYakisoba売ってました!
チキンヌードルが意外に美味しかったです。
ライムがこんなに!しかも安い。
日本だと高いですよね。アメリカの人はこんなに
いったい何に使うんでしょ??ビールに入れる??
そしてハムステーキ頼んだら、
あいかわらずのポテト多い(汗)
ちなみに隣のザモラはどでかいマッシュポテトでした(笑)
土田&皆川家の朝食はこんな感じだったようです(笑)
アメリカーン!!
そしてこの風景なんだかわかります??
ここはサンドウィッチのお店で
前日のお昼にテイクアウトでランチセットを頼んだんです。
付け合わせのチップスがあまりにも美味しくチップスだけ
買いに来たら苦笑いの店員さん。
二段目の空いている部分全部買い占めました(笑)
夕食は海が見えるギリシャ料理のお店へ連れて来てもらいました。

ガルベストンの郷土料理のガンボスープです。
やっぱりこれを食べなきゃ!

食事を終えると店員さんがケーキを大量に持ってきました??
ここから選べるよってことみたいです。実物持ってくるなんて
商売うまいですね!この若い店員さん、
空手をやっていて日本にも行ったことあるみたいで意気投合!

いろんな出来事がありましたが、
最後に印象的だった思い出話を!

教室の間、娘を土田さんが丸々観ていてくれたので
おしえるのに集中できました。ありがとうございました!
娘の一番の思い出はじぃじ(土田さんの呼び名)と
遊んだことみたいです(笑)

この前も書きましたが、
岸と岸を結ぶ連絡船の上でカモメの餌やり。
あまりにも寄って来るので糞対策で帽子被ってます。
イルカも観れました!詳しくはこちらにて

教室の通訳から、空いた時間の案内などほとんど
テキサス在住のMayukoさんに助けてもらい、車も出してもらいました。
アメリカに渡った時の体験談や仕事の話、生活についてなど
勉強になりました!本当に感謝しています!

デビーとジョンに孫のトリスティンが今年誕生したこと!
このトリスティンの成長を毎年見守りたいですね^ ^
最終日のヒューストン空港にて(娘撮影)
みなさんおつかれさまでした!
今日は鯛車が一度も姿を見せませんでしたが、
これでガルベストンでの報告は以上になります。
場所も人も食べ物もアメリカのスケールには毎回圧倒されます。
カモメに餌をやっていた船の上でメキシコ湾を眺めると
広い広い地平線が見えました。
そんな風景を見ていると今自分が抱えている小さな悩みなんて
本当にバカらしくて思えてきて、心がフラットになるというか
スゥーっと引いて行きました。
この場所に連れて来てくれたピーターとMayukoさん、
そしてガルベストンへ来るきっかけをつくってくれた小山さん、
元を辿ると鯛車を広めようと声をかけてくれた土田さんや皆川さん。
そして全てを繋げてくれた鯛車、その他大勢のみなさんに感謝したいです。

来年は挑戦の年になるかと思います。
巻の鯛車が世界に誇れるように、
そして鯛車が巻の人たちのアイデンティティーとして根付くように
更に技術、手法に磨きをかけていきたいと思います。
来年もよろしくお願いします!!

絵日記みつかりました!

以前にこのブログで
私の住む巻町では、昔鯛車を専門に作られてた職人さんがいて
その弟さんと東京で偶然に出会ったお話をしましたが、

(そのときの話し)
https://taiguruma.com/blog/2014/07/blog-pos-31

その職人さんがつくった鯛車を
私が初めて引いた時の絵日記が
見つかりましたのでアップしますね。

前にも載せましたが念のため。
小学2年生の私にはこう見えたのだと思います。
鯛車の印象は重くて、
アイスとジュースをもらい嬉しかったこと(笑)

私はてっきり6月の巻祭りで引っぱったと思っていたら
この8月23日、調べたところ私の母方の実家の村祭りでした。
ということは昔は巻の小さな村祭りでも
鯛車が使われていたということですね。
これは25年も前の話しです。

新聞に掲載されました。

昨年末に読売新聞の記者の方から連絡をいただき、
鯛車について取材を受けました。
いつ掲載されるかわからなかったのですが、
新年を迎えたある日、私の鯛車の師匠の高橋さんの
息子さんから、今朝新聞に載っていたよと連絡をいただきました。
会社の人も読売をとっていて、
私の元に紙面をわざわざ持ってきてくれたり
私の母も友人伝手に話しを聞いて連絡をくれました。
巻図書館の館長さんは自分で購入してくれて
先日、図書館へ行ったら館内の入り口に飾ってくれていました。
もちろん読売をとっている鯛車のメンバーからも連絡をもらいましたよ。

今回、新聞に載せてもらったことよりも、
私のこと、鯛車のことを気にかけてくれて連絡をたくさんの人から
いただいたことが何より嬉しかったです。

まだ読んでいない方へ
恥ずかしながらここでもアップさせてもらいますね。

私が記者の方にうまく伝えることができなかったのか
新卒で印刷会社に就職し貸し出しを断っているところとか、
少しんっ?となるところはありましたが、
私の想いはここに書かれている通りです。

記者の方は県外から来た方だったのですが、エアコンが故障した寒い中
時間をかけて丁寧に取材をしてくれました。
なかなかここまで書かれることはありません。
感謝しています。ありがとうございました。

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