BLOG
-
2017.03.28 Tue
新たな出会い
A new encounter.
先週、お世話になっているビームスのバイヤーさんから
電話があり、とあるHPで紹介されていた竹細工が新潟にあり
ものすごく綺麗なので見てきてほしいと言われました。
しかも実演がまもなく終わってしまうということで
私も行くから!と電話越しなのにとても熱い様子。
いつも冷静なバイヤーさんの様子がいつもと違う。
翌日ちょうど会社が休みだったので
その竹細工職人さんに直接会いに行くことに。
私がついた頃にはちょうど実演が終わり
職人さんが帰ろうと支度をしているところでしたが
なんとか捕まえました(汗)
製品もほとんど売れてしまっていたのですが、
下の写真のものだけが残っていました。
それがこちら↓
![]() |
見た瞬間、丁寧な仕事ぶりに驚きました! |
![]() |
竹ひごの強弱で模様をつけています。 そして黒竹も見事に使い分けています。 |
![]() |
竹の肉(皮の緑ではなく内側のこと)の部分は この時期の竹でないと経年変化で良い色が出ないとのこと。 |
今まで何人かにお願いしてきましたが、
断られたり、活動をうまく理解してもらえなかったりしたのですが
今回は会った瞬間、この人だ!と思えたくらいです。
長年悩んできたことが一気に解消された感じです。
-
2015.10.19 Mon
竹屋さんと鯛車教室初日。
久しぶりの更新です。
お盆以降、休みという休みをとっていなかったのか
身体が弱っていたせいか、帯状疱疹という病気にかかりました。。。
初めて知ったのですが、小さい頃の水疱瘡の菌が残っていて
それが急に疲れやストレスによって発症する病気のようです。
あと半月ズレていたら来月のガルベストン行きが
アウトだったかもしれません。ホントに病気は怖いですね。
今までどんなに突っ走っても意外と大丈夫だったんですが、
どうもこの歳になると昔のようにはいかないみたいです(汗)
とは言っても約束は守らないと。
この日はガルベストンへ持って行くための
竹ひごが完成したということで
受け取りに竹職人さんのところへ伺いました。
![]() |
これが工房の様子。この空間大好きです! 竹の匂いで身体がリフレッシュ(笑) |
![]() |
なにやら作っているところでした。 先は細く、持ち手のところは太くなっています。 これは!? そして職人の伊藤さん若返ってる?? もう90歳近いのにステキです! |
![]() |
お祭りにこの竹ひごを束ねて、 このように造花をつけて使うようですよ。 世の中いろんなモノがあるんですね。 |
そして翌日から鯛車の秋教室がスタートです。
![]() |
秋晴れの中スタートです。 ちなみにこれは巻の蒲原ガスのガスタンクに ペイントされた鯛車なんですよ。 |
今回も満員御礼です! 20名の方が参加してくれました。 |
こちらは前回からの参加者、もう手慣れたものですね! そのお隣は前回先生デビューした本多先生。 こちらも余裕が感じられますね! |
新しい生徒さんももちろん参加されていますよ。 初心者は大きな鯛車づくりからのスタートです。 |
小さい鯛車をつくっている生徒さんは 3回目以降の参加になります。 小さいほど鯛車は難しくなります。 |
教室が終わると町の苗工場で感謝祭があったので
![]() |
ビニールハウスの中に野菜や果物など 様々なものが売っていました。 |
![]() |
そして弱った身体に生卵が良いということで お昼はここの卵かけ御飯と豚汁にしました。 黄身が真っ黄色で美しい。 こういうイベントっていいですよね! 元気が出ました。 |
…to be continued
-
2012.01.18 Wed
巻はよい天気です。
巻では久しぶりに雲が一つもない青空が広がっていました。
まだ自宅療養中の私ですが、今日は午後から病院だったので
その前にプロジェクトの長嶋さんの車に乗せていただき、
鯛車に使う竹ひごをもらいに私の母の実家へ行ってきました。
昨年11月に竹細工の職人さんへ竹ひごづくりを習ってから
長嶋さんは毎日必ず1〜2時間は竹ひごづくりの練習をしていたそうです。
(詳しくは→https://taiguruma.com/blog/2011/11/blog-post_15-4)
今回は練習用の竹をもらいに行ったのでした。
![]() |
母の実家には大きな竹林があります。 |
![]() |
いつも野菜が吊るしてあります。 秋には干し柿なんかもあって、この感じが大好きです。 |
![]() |
ナタなどの刃物を研ぐ機械のようです。 なんと、まだ動きます。 |
![]() |
さっそく始まりました。ここに生えている竹は 孟宗竹と言って肉厚の竹で、春になると 竹の子がたくさんとれるんですよ。 |
![]() |
竹をとる時期は少し遅れていますが、 練習用としては問題ないと思います。 水を多く含んでいるためすぐに切れました。 |
![]() |
伯父さんが作った花器です。 家の玄関に飾ってありました。 味があって良いですよね。 |
-
2011.11.15 Tue
職人の技。
先週土曜日にプロジェクトの長嶋先生と二人で
いつも鯛車の竹ひごを作ってもらっている職人さんのお宅へ
竹ひご作りの修行へ行ってきました。
職人の貴重な技をおしえてもらえるということで
お礼は鯛車しかないと思い、作ってもっていくことにしました。
初めてお会いした6年前、
いつか自分の納得した鯛車が作れるようになったら
プレゼントしたいと思っていたんです。
遂にその時が来たんですね。
しかし、先週は会社が大忙し!!
毎日少しづつ作るはずだったのですが全く作れず
金曜は久しぶりに徹夜をしてしまいました。
若い時と違って体力がない分、ヘトヘトです。
このヘトヘト具合で果たして竹ひご作りを
習得することができるのでしょうか。。。
![]() |
すごく喜んでいただきました。 |
翌朝9時から竹職人の伊藤さんのお宅でレッスンは始まりました。
伊藤さんは三条で竹の製品を作っています。
竹カゴ、ザル、凧に使う竹ひごなど様々なものを手がけます。
戦後輸入品が増え、まわりに多くいた竹細工職人はどんどん
辞めていったそうですが伊藤さんだけはひたすら
この道を突き進んできました。
私は今まで伊藤さんが作った作品を見てきましたが、
どんな小さなものでも仕事の質は変わりません。
竹ひご1本とって見ても指に竹が刺さらないようにケバをとっています。
そんな伊藤さんの丁寧な仕事ぶりに心を打たれた人たちが
私たちのように竹ひご作りを教わりに来ているそうです。
![]() |
今月切った竹で 山から数人でトラックを使い、運んだそうです。 |
![]() |
まず竹を上から割っていきます。 |
![]() |
伊藤さん仕様の鉈。 歯がすり減っているところから 相当使い込んだことがわかります。 |
![]() |
なんと鉈をもう1本の指に向かって動かしているではありませんか!! そんなことしたら血だらけになるのでは!? |
あとは練習あるのみ!
伊藤さん、お忙しいところありがとうございました。
本当は巻に帰ってすぐにでもプロジェクトのみんなに
翌日から長嶋さんと各自で少しづつ竹ひご作りを始めました。
竹ひごのワークショップをしたいですね。
![]() |
とても楽しいひとときでした。 二人ともお幸せに☆ |
-
2011.04.19 Tue
日曜日の午後。
日曜日の鯛車の作業が終わった後に
これから始まる教室で使う材料の買い付けに行ってきました。
いつもお世話になっている竹細工の職人さんのお宅に
向かったのですが、そこは自宅から1時間近くも離れている町でした。
車を運転していると、その途中で知り合いから電話がきて
近くの施設の駐車場に入りました。
電話が終わって駐車場を出ようとすると
何か変な感覚に陥りました。
これはどこかで見たような風景??
なんだかすごく懐かしい。
そこはなんと20年以上も前に自分がたまに遊びに行っていた
市民プールでした。
私は20年くらい前にこの町の近くに住んでいたことがあったのです。
どんどんと記憶が蘇ってきて、プールの帰りに自販機で食パンを
母から買ってもらって食べてたのを思い出して
何も用もないのに施設に入ってパンの自販機をさがすと・・・
![]() |
ありました!ありました!しかも最後の1個! ただ袋にシールが貼ってあるだけのシンプルな食パン。 でも味はすごく美味しかったです。 小さい時に美味しかった味の記憶って今でも一緒なんですね。 |
![]() |
さすがにプールの記憶まで憶えてなかったけど 昔はここで泳いだんだろうな。 |
竹ひごに限らず日本の技術が失われていくのは寂しいものです。
![]() |
工房には加工した竹ひごが積んでありました。 |
![]() |
帰りに見た夕日です。 なんだかとても贅沢な一日でした。 |
-
2011.02.28 Mon
「鯛車の修復作業」&「巨大鯛車づくりpart.2」
昨日は町のコミュニティーセンターで
鯛車の修復作業をメンバーで行いました。
2009年の「水と土の芸術祭」で100台の鯛車をみんなで作ったのですが
様々なイベントで展示されたり、引っ張られたりしたため
和紙が切れたり、色があせたりしたものが数多くありました。
今は巻文化会館のロビーに飾ってあるのですが
人目につくところだし、壊れたままだと鯛車も可哀想なので
教室のないオフシーズンのうちに
修理しようということになりました。
鯛車は骨組みが竹でしっかりできているので、
和紙を剥がして新しく貼り直せばまた復活します。
昔はお盆のお墓参りに向かう道が
今のようにきれいに舗装してなくて、
砂利道などが多かったらしく
夜ろうそくの灯りをつけた鯛車が倒れて燃えることが
よくあったそうです。
ただ、壊れたからそれで終わりではなくて
家に持って帰ってまた張り替えて作り直すということが
行われて、その繰り返しで今の時代にも残ってきたものだと思います。
その精神を受け継ぐためにも私たちにとって
修復作業はとても大切なことです。
自分で作った鯛車は自分で修理するのが決まりです。 |
鯛車も修理してもらってなんだかうれしそうですね。 |
竹が固いため火であぶってみましたが、、、 きれいに曲がりません。 |
パーツごとに木枠に竹ひごを刺していきます。 |
-
2011.02.20 Sun
巨大鯛車づくりに挑む!
先週の日曜日からプロジェクトでは巨大鯛車の制作に入りました。
なんと約3m70cmの巨大鯛車に挑戦です!!
![]() |
これは2005年に3mの鯛車を 修復しているところです。 |
![]() |
竹割りはこの秘密の道具!?を使います。 これを竹に当ててトンカチではたいて・・・ |
![]() |
みんなで引っ張ると・・・ |