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村上の鯛車を探しに。

日曜日の教室が終わって午後からは村上の鯛車の噂を聞きつけて、
村上まで行ってきました。
なんと、なんと途絶えていたと思っていた村上の鯛車に後継者がいたんです。
先週その話しを聞いてからずっと興奮してました。
村上の鯛車を生で見るのも初めてです。

それでは片道1時間ちょっとの村上までの小旅行のスタートです。
とは言いつつ土田さんの運転で私は助手席でのんびりでした。
すいません。。。
お昼は割烹「新多久」さんでいただきました。
竹かご弁当を注文しました。
これがまたうまいんです。

お昼の後は土田さんに案内してもらい少し町を歩いてみました。
黒塀プロジェクトの看板を発見!

このプロジェクトは今まであった塀の上に板を張り、
市民の人たちがペンキで黒い色を塗り昔の景観を
取り戻すというものです。これは実際に行って
見てもらいたいです。素晴らしいです。
昔ながらの建物に水色の暖簾が斬新ですね。
こちらも黒塀が見事にマッチしてます。
ブログはまだまだ終わりません。
ここからが本題です。
今回、村上の表具屋さんの佐藤照三さんが作っているとの情報が入り、
実際にお会いしてお話してきました。
佐藤さんは5年前から鯛車づくりを始めたそうです。
竹も自分で割って作り、台座も全てお手製です。
これが仕事場です。この作業場うらやましいです。
奥には制作途中の鯛車が!!

遂に出ました!!これが村上の鯛車です。
ウロコのデザインは佐藤さんのアレンジが加えられていますが
形も色合いも昔と同じようです。
灯りを入れるのではなくこのまま飾るということで
明るいパッとした色が使われています。

目が特徴的です。
モダンな感じがしてかっこいいですね。

元々村上には鯛車を作っている方がいたそうですが
数年前に亡くなり、佐藤さんは独学で作ってみようと思ったそうです。
表具屋さんだけあって紙貼りはものすごくうまかったです。
紙の貼り方も巻の鯛車とはまったく違うんですね。
竹ひごを作るところが大変だったと話しをしてくれました。
やはり鯛車の苦労する所はどこも同じなんですね。
共感できる話しばかりで楽しかったです。
急に大人数で押し掛けたにもかかわらず
丁寧に説明してくれた佐藤さん、奥様有り難うございました。
佐藤さんが受け継いでくれて本当に良かったです。
これからも良いお付き合いをしていけたらと思います。
佐藤さんが作った村上の鯛車は今週土曜にオープンする
「鯛の蔵」に飾らせてもらいます。
村上の鯛車もぜひ見に来てくださいね。

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