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2012.01.18 Wed
巻はよい天気です。
巻では久しぶりに雲が一つもない青空が広がっていました。
まだ自宅療養中の私ですが、今日は午後から病院だったので
その前にプロジェクトの長嶋さんの車に乗せていただき、
鯛車に使う竹ひごをもらいに私の母の実家へ行ってきました。
昨年11月に竹細工の職人さんへ竹ひごづくりを習ってから
長嶋さんは毎日必ず1〜2時間は竹ひごづくりの練習をしていたそうです。
(詳しくは→https://taiguruma.com/blog/2011/11/blog-post_15-4)
今回は練習用の竹をもらいに行ったのでした。
母の実家には大きな竹林があります。 |
以前にも書いたかもしれませんが、私の曾おじいさんは農家で
冬は竹細工職人として農具で使う竹かごや、魚をとるためのビクなどを
作っていたそうです。
私が生まれる前にはすでに亡くなっていましたが、
大学生の時、初めて鯛車を作ることになったことで
曾おじいさんの存在を知ることができました。
8年前の夏、飛び回る蚊と対決しながらここに生えている竹を切りました。
曾おじいさんが残してくれたナタを使い
自己流で竹ひごをつくり、ナタの重さで腕がパンパンになった経験が
あったから今の活動があるのかなとここに来る度思います。
曾おじいさんとは1度も会ったことはないけれど
ここにある竹と、残してくれた道具があるので
とても近い存在に思えてきて、とても不思議な感覚です。
いつも野菜が吊るしてあります。 秋には干し柿なんかもあって、この感じが大好きです。 |
ナタなどの刃物を研ぐ機械のようです。 なんと、まだ動きます。 |
さっそく始まりました。ここに生えている竹は 孟宗竹と言って肉厚の竹で、春になると 竹の子がたくさんとれるんですよ。 |
竹をとる時期は少し遅れていますが、 練習用としては問題ないと思います。 水を多く含んでいるためすぐに切れました。 |
伯父さんが作った花器です。 家の玄関に飾ってありました。 味があって良いですよね。 |
今回はあっという間に終わりましたが、久しぶりの外は天気も良く
とても気持ちよかったです。私はただ見ているだけでしたが。。。
長嶋さんは竹ひごづくりがずいぶん上達したらしく、
3月くらいには竹ひごづくりのワークショップを
開いてみんなにおしえられるそうです。なんと頼もしい!!
近い将来、みんなで巻の竹を使って鯛車が作れるかもしれません。
できれば鯛車の材料は全て地元の素材で
作れたらと思っています。なんか贅沢な夢ですかね。