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巻はよい天気です。

巻では久しぶりに雲が一つもない青空が広がっていました。
まだ自宅療養中の私ですが、今日は午後から病院だったので
その前にプロジェクトの長嶋さんの車に乗せていただき、
鯛車に使う竹ひごをもらいに私の母の実家へ行ってきました。

昨年11月に竹細工の職人さんへ竹ひごづくりを習ってから
長嶋さんは毎日必ず1〜2時間は竹ひごづくりの練習をしていたそうです。
(詳しくは→https://taiguruma.com/blog/2011/11/blog-post_15-4

今回は練習用の竹をもらいに行ったのでした。

母の実家には大きな竹林があります。

以前にも書いたかもしれませんが、私の曾おじいさんは農家で
冬は竹細工職人として農具で使う竹かごや、魚をとるためのビクなどを
作っていたそうです。
私が生まれる前にはすでに亡くなっていましたが、
大学生の時、初めて鯛車を作ることになったことで
曾おじいさんの存在を知ることができました。
8年前の夏、飛び回る蚊と対決しながらここに生えている竹を切りました。
曾おじいさんが残してくれたナタを使い
自己流で竹ひごをつくり、ナタの重さで腕がパンパンになった経験が
あったから今の活動があるのかなとここに来る度思います。
曾おじいさんとは1度も会ったことはないけれど
ここにある竹と、残してくれた道具があるので
とても近い存在に思えてきて、とても不思議な感覚です。
いつも野菜が吊るしてあります。
秋には干し柿なんかもあって、この感じが大好きです。
ナタなどの刃物を研ぐ機械のようです。
なんと、まだ動きます。
さっそく始まりました。ここに生えている竹は
孟宗竹と言って肉厚の竹で、春になると
竹の子がたくさんとれるんですよ。
竹をとる時期は少し遅れていますが、
練習用としては問題ないと思います。
水を多く含んでいるためすぐに切れました。
伯父さんが作った花器です。
家の玄関に飾ってありました。
味があって良いですよね。

今回はあっという間に終わりましたが、久しぶりの外は天気も良く
とても気持ちよかったです。私はただ見ているだけでしたが。。。

長嶋さんは竹ひごづくりがずいぶん上達したらしく、
3月くらいには竹ひごづくりのワークショップを
開いてみんなにおしえられるそうです。なんと頼もしい!!
近い将来、みんなで巻の竹を使って鯛車が作れるかもしれません。
できれば鯛車の材料は全て地元の素材で
作れたらと思っています。なんか贅沢な夢ですかね。

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