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メンバーたちとの絆。

昨日から鯛車の修復作業が始まりました。
昨年大活躍の鯛車は和紙が破れていたり
骨組みが折れていたり、痛みが激しかったんです。
この子たちは私たちの活動を支えてくれる資金源です。
たまには化粧直しも必要ですよね。

前回は2年前に大がかりな修復作業をしました。
今年も同じような感じにはなるのですが、
こちらは2年前と違ってメンバーが増えているため
作業ペースもひと味違います!
それでは修復作業を見て行きましょう。

これだけの台数を修復します。
さすがに多いですよね!

痛みが激しいところは
和紙を全て剥がして骨の状態にします。

骨を追加して丈夫にしてから
貼り直します。
これは二人がかりです!

子どもと鯛が同じ格好をしていますね(笑)

長野教室の東澤さんから謎の飲み物が届きました!
飲んではいけませんよ。帰ったらでお願いします(笑)
この日はみんなで鯛の蔵の掃除も行いました。
ご婦人たちは掃除の腕がピカイチでした!!
見習わないと。

いつも教室では忙しくみんなでゆっくり話しをする時間がなかったので
今回はこんな時間もありました。

今回は自分にとって大きな出来事がありました。
それは、昨年から活動が大きくなり、
私だけでは色々なことに手が回らなくなってしまったことです。
そんなとき、メンバー数人がもっと自分たちにも
役割を回してほしい、できることはないかと声をかけてくれたのです。
他のメンバーはいったいどう思っているんだろう。
このプロジェクトを始めてから10年間、教室については
材料の調達、教室の事前準備、鯛の蔵管理など
できるだけ自分でやってきました。
それが裏目に出てのトラブルも今まではたくさんありました。

決してみんなを信用していなかったわけではありません。

みんながボランティアでいつも手伝ってくれていて、
日曜日の午前中、しかも働いている人たちにとっての大切な日曜日、
みんなより一回りも二回りも離れている若造についてきてくれる。
時には無茶なお願いも山ほどしてきました。
みんなはどんな気持ちで来てくれているんだろう。
もしこれ以上負担になってしまって、もう教室から離れていってしまうくらいなら
自分で全てやってしまったほうがいい。
そんな不安が常に頭の中にはあり、自分だけで完結させていました。
そして私が不在の時は長嶋先生1人に全て任せていたので
長嶋さんの負担は相当大きかったことと思います。
それでもやってくれていた長嶋さんには本当に感謝しています。
更に休みの日には家にいないことが多くて、妻にも相当迷惑をかけてきました。

このままでは全てがうまく行かなくなる。

朝、教室の前に長嶋さんに相談して、そのあと
みんなに思い切って話しをしてみました。
そうすると、
みんながこうしよう、ああしようと
色々な意見を出してくれました。
材料はお店の近くに住んでいる人が手配してくれることに
なりました。いつも材料販売の窓口は自分だけでしたが
それもなくなりみんなで共有することになりました。
そして暖かい言葉もたくさんいただきました。
自分が今まで抱えてきたことはものすごく小さなことだったのかもしれないけど
この10年間でみんなとつくってきた絆はものすごく大きなものに変わっていました。
私は本当に恵まれています。
いつも遠回りばかりしてまだまだ未熟な私ですが、
これからも宜しくお願いします。

そして更にみんなで話し合った結果、鯛の蔵は毎週もしくは隔週の
当番制で4月からオープンすることが決まりました!!
今まで特定の日以外ほとんど閉まっていて、遠くから来てくれた人には
残念な想いをさせていましたがこれからは
鯛車のプロフェッショナルがみなさんをご案内します。

4月からの鯛車復活プロジェクト、これからもよろしくお願いします!!

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