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ガルベストン旅日記⑥

Taiguruma Workshop in Galveston 2017 -vo.6-

いよいよ美術館での展示初日、朝早く起きて夕方から行われるレセプションで振る舞うおにぎりを、持ってきたお米を炊いて作りました。一口サイズに握って100個ほど!味は写真の通り(笑)ものすごく好評ですぐになくなるほどでしたよ。美術館もお寿司をデリバリーしてくれました。アメリカ版のお寿司はアボガドとカニカマ!?が主流なんですかね!

 

展示も無事にスタート。入り口に私たちの名前を描いてもらいました。そして企画趣旨とこの作品の参加の仕方がパネルで説明してあります。他にも私たちの活動が映像で流れました。

それでは簡単に企画を説明しますね。
まず、架空のラジオステーションに入り、ヘッドフォンを装着します。するとあなたの亡くなった大切な人または遠く離れている人に向けてメッセージを書くように促されています。外から見るとラジオブースの中で話をしているように見えます。メッセージを書いたシールを、奥の紙コップに貼り付けます。どんどん増えていき、一定の数になったらガルベストンにある実際のラジオ曲からこのメッセージが流れる仕組みになっています。もともと、日本のお盆のお祈りをして先祖や故人に対して想いを伝える行為を、どうやったらアメリカの人たちに伝えられるかというところからこのアイディアは生まれました。

美術館ではたくさんの人が参加してくれましたよ。日本で集まったメッセージは50ほどでしたが、こちらでは日本の10倍を超えるメッセージが集まったのではないでしょうか。でそれだけこの街ではアートへの関心が高いんですね。今回の展示は2018年の1月7日までの約1ヶ月間行われ、アメリカで集まったメッセージは和訳され新潟巻の鯛の蔵で2月18日から展示されます。どんなメッセージが集まったのかすごく楽しみです。

そして美術館の1階では私たち以外のアーティストもこの日から展示が始まりました。かっこいいですよね!

夜はご褒美に昨年知り合ったヒューストン在住のアーティスト、大森まりさんから牡蠣料理をご馳走になりましたよ!こんなに牡蠣を食べたのは初めて!すごく美味しかったです。ありがとうございました!

そして休む間もなく明日からは教室の準備です。まだまだガルベストンの旅は続きます。

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