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鯛車が一番輝く日。

Taiguruma Obon festival in Maki,Niigata,Japan

待ちに待ったお盆の日がやってきました。新潟市巻地区は8月13日にお盆を迎えます。お盆に合わせてお墓まいりに行くのが風習ですが、最近はお盆前や後にお墓まいりへ行ったり、昼間に行く人たちも増えていますね。13日の夜に鯛車を引いてお墓まいりをしてもらいたくて、私たちの拠点でもある鯛の蔵ができた2011年より「鯛の盆」というイベントを巻文化会館前の広場で行ってきました。
それでは13日のお盆の様子をご覧ください!まずは準備から見てみましょうね。

やはりイベントといったらこの先生の登場です。凧づくりの名人であり私たちプロジェクトの講師でもある西方さんが凧をつくる製法で看板を拵えてくれました。


西方さんのおかげでイベントのクオリティーが上がりますね!

 


そしてこちらも西方さんが使い終わった凧の和紙をリメイクしてつくった提灯!
これがあるのとないのでは、全く違います!

 


この鯛の蔵を通ってお墓まいりに行く人が多いです!
みなさん、来年は夕方か夜に行ってくださいね笑

 


こちらは18時半の鯛車貸し出し直前の様子。長蛇の列が嬉しいですね!

 

そして間も無く開始です!鯛車の後ろにいるのは東京からお手伝いに参加してくれた東京チームの今井さんです!しかも日帰り。今井さんは東京から長野の教室までどこでも参加してくれます。いつも助かっています!感謝しきれませんね。


そしてついに貸し出しスタートです!!

 


みんな近くのお寺まで引いていきます。中には遠回りをしてお寺まで行く人も笑
鯛車を長い時間引けた方が子どもたちは喜びますもんね!

 


巻のお盆のお墓まいりと言ったらこれですね!!!!

 


日も落ちてきて鯛車が輝く時間に、、、

 


鯛の蔵2階から見下ろすとこんな感じです。200台の鯛車、壮観ですね!

 


貸し出しも順調に進んでいます!スイカもいいですね!

 


鯛車を引き回して返しにきたのですが、なかなか紐を離さない子も笑

 

 


あっという間に時間が過ぎて行きました。

 

鯛の蔵2階でこの日からはじまった石田くんの写真展も順調です!たくさんの人たちが、特に帰省客のみなさんが巻の写真をみて懐かしいと言ってましたね。

ちなみに石田くんの写真展は毎週日曜日の10時〜16時の鯛の蔵開館時に見ることができます。12月までやりますので、みなさん何度でも来てもらえたらと思います。事前に連絡もらえれば石田くんの解説も聞けるかもしれませんよ!

さいごに、今回新しくスタッフとして手伝ってくれたある兄弟の弟くんがいました。2005年、私がまだ二十代前半の頃、小学校の総合学習で鯛車をおしえてその時に一緒につくった小学生が、成長して昨年からイベントに参加してくれていたのですが、なんとその子の弟くんも2007年に私がおしえた小学生の1人だったんです!現在大学生で来年から地元巻の企業に就職することが決まったそうで、また新たに仲間が加わりました!今回小学生が作った鯛車100台を展示していたのですが、なんとその子がつくった鯛車があったんですよ!新しく紙が張り替えてありましたが、台座のところに名前はしっかり残っていました。

10年前、私はまだ卒業したてで、ただ目の前にある状況を直進するしかできなかったのですが、今こうやって鯛車のことを忘れずに戻ってきてくれた兄弟のことを思うと、自分がやってきたことは間違っていなかったと思います。本当に帰ってきてくれてありがとう!!
若い人がいると活気が生まれますね。これからはベテランの先生方と共に新しい風を吹き込んでくれること間違いなしです。

鯛車の活動を始めた2004年、お盆になったら巻の町を真っ赤に染めるという夢を目標に掲げてきました。その想いは今でも変わっていません。1家に1台鯛車がある風景はまだまだ先ですが、これからも鯛車のファンであるメンバー、協力者のみなさんと共に頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!!また来年のお盆を楽しみにしていますね!

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