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鯛車が一番輝く日。

Taiguruma Obon festival in Maki,Niigata,Japan

待ちに待ったお盆の日がやってきました。新潟市巻地区は8月13日にお盆を迎えます。お盆に合わせてお墓まいりに行くのが風習ですが、最近はお盆前や後にお墓まいりへ行ったり、昼間に行く人たちも増えていますね。13日の夜に鯛車を引いてお墓まいりをしてもらいたくて、私たちの拠点でもある鯛の蔵ができた2011年より「鯛の盆」というイベントを巻文化会館前の広場で行ってきました。
それでは13日のお盆の様子をご覧ください!まずは準備から見てみましょうね。

やはりイベントといったらこの先生の登場です。凧づくりの名人であり私たちプロジェクトの講師でもある西方さんが凧をつくる製法で看板を拵えてくれました。


西方さんのおかげでイベントのクオリティーが上がりますね!

 


そしてこちらも西方さんが使い終わった凧の和紙をリメイクしてつくった提灯!
これがあるのとないのでは、全く違います!

 


この鯛の蔵を通ってお墓まいりに行く人が多いです!
みなさん、来年は夕方か夜に行ってくださいね笑

 


こちらは18時半の鯛車貸し出し直前の様子。長蛇の列が嬉しいですね!

 

そして間も無く開始です!鯛車の後ろにいるのは東京からお手伝いに参加してくれた東京チームの今井さんです!しかも日帰り。今井さんは東京から長野の教室までどこでも参加してくれます。いつも助かっています!感謝しきれませんね。


そしてついに貸し出しスタートです!!

 


みんな近くのお寺まで引いていきます。中には遠回りをしてお寺まで行く人も笑
鯛車を長い時間引けた方が子どもたちは喜びますもんね!

 


巻のお盆のお墓まいりと言ったらこれですね!!!!

 


日も落ちてきて鯛車が輝く時間に、、、

 


鯛の蔵2階から見下ろすとこんな感じです。200台の鯛車、壮観ですね!

 


貸し出しも順調に進んでいます!スイカもいいですね!

 


鯛車を引き回して返しにきたのですが、なかなか紐を離さない子も笑

 

 


あっという間に時間が過ぎて行きました。

 

鯛の蔵2階でこの日からはじまった石田くんの写真展も順調です!たくさんの人たちが、特に帰省客のみなさんが巻の写真をみて懐かしいと言ってましたね。

ちなみに石田くんの写真展は毎週日曜日の10時〜16時の鯛の蔵開館時に見ることができます。12月までやりますので、みなさん何度でも来てもらえたらと思います。事前に連絡もらえれば石田くんの解説も聞けるかもしれませんよ!

さいごに、今回新しくスタッフとして手伝ってくれたある兄弟の弟くんがいました。2005年、私がまだ二十代前半の頃、小学校の総合学習で鯛車をおしえてその時に一緒につくった小学生が、成長して昨年からイベントに参加してくれていたのですが、なんとその子の弟くんも2007年に私がおしえた小学生の1人だったんです!現在大学生で来年から地元巻の企業に就職することが決まったそうで、また新たに仲間が加わりました!今回小学生が作った鯛車100台を展示していたのですが、なんとその子がつくった鯛車があったんですよ!新しく紙が張り替えてありましたが、台座のところに名前はしっかり残っていました。

10年前、私はまだ卒業したてで、ただ目の前にある状況を直進するしかできなかったのですが、今こうやって鯛車のことを忘れずに戻ってきてくれた兄弟のことを思うと、自分がやってきたことは間違っていなかったと思います。本当に帰ってきてくれてありがとう!!
若い人がいると活気が生まれますね。これからはベテランの先生方と共に新しい風を吹き込んでくれること間違いなしです。

鯛車の活動を始めた2004年、お盆になったら巻の町を真っ赤に染めるという夢を目標に掲げてきました。その想いは今でも変わっていません。1家に1台鯛車がある風景はまだまだ先ですが、これからも鯛車のファンであるメンバー、協力者のみなさんと共に頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!!また来年のお盆を楽しみにしていますね!

夏の教室終わりました!

Taiguruma Workshop in MAKI 2018 final !!

夏に開催している地元の巻教室。今回でなんと26回目。2005年から始めて年に2回のペースで開催してきました。今回は若い人が多かったのが嬉しかったです。最近はこのHPを見て申し込みをしてくれる方も多いですね!ということでもっとブログの方も頑張らないと汗

教室も最後まで順調に進みました。今回お休みをされる方が多かったのですが、みんな完成に間に合わせようと遅れた分を居残りして作ってましたね。毎週日曜日の午前中が教室だったのでそのまま、午後残って先週は夜の7時半までやってた方がいたくらいです!そんなみなさんの鯛車、完成しました!ご覧ください↓

みんな順調に進み、先週教室の休み時間に最終日の垂れ幕を書く西方先生。これ毎回手書きなんですよ。素晴らしいですよね。最後に写真を撮るのですが、これがあることでタイトルと何回目というのがわかります!ほんとに貴重ですね!

そしてみんな完成して、最後に恒例の記念撮影です!鯛車を3、2、1のカウントダウンで一斉にライトアップ。ひとつでも鯛車が光らないとこの達成感が味わえないので、電気のコードを先生たちは入念にチェックしてますね!これはとても大事です笑

そして担当した先生と生徒さんが記念撮影してましたね!今までこんなことなかったのでとても新鮮です!

そして最後にみんなで記念撮影です。西方さんの書いた垂れ幕もばっちり決まってますね!何よりみんなの完成した笑顔が素敵です。

今回は様々なドラマがありました。転勤で新潟にきていてお盆が終わると地元の大阪へ帰っていく人。昔の幼馴染で50年ぶりに偶然この教室で再会した人たち。東京教室に参加された生徒さんのお母さんが巻教室に友達を連れて参加してくれたり。ずっと鯛車をつくってみたくてようやく夢が叶った人など。完成したあとに鯛車を囲んで発表会をするのですが、そこで教室の感想を聞くと1人1人が鯛車に対して思い入れがあって鯛車をつくっている時間を楽しんでくれたのがすごく伝わってきます。この夏の思い出、ずっと忘れないでいてほしいですね!

そしてさきほど題字を書いた西方先生は、早くも次のイベントの準備に取り掛かっています!
そうです。8/13(月)に開催するおそらく鯛車が世界で一番集まる行事「鯛の盆」です!最近のお盆は昼間にお墓まいりをする人たちが増えていますが、ぜひ巻のみなさんは夜にお墓まいりをお願いしたいと思います笑
当日は18時半より、鯛の蔵の前で鯛車の貸し出しを行います。ぜひ鯛車を連れてお墓まいりに行ってみませんか。巻の方じゃなくても鯛車引けますよ!さらに今年は、鯛の蔵2階で私たち鯛車復活プロジェクトのメンバーでもある石田くんの写真展も開催されます!石田くんは長くプロジェクトの記録写真を撮影してきた人で巻の街並みを普段から撮り続けています。

写真展の写真を少し借りてきました!巻の人たち風景の写真が盛りだくさんです!こちらもぜひお楽しみに!

鯛車教室と巻祭り

Taiguruma Workshop & Yakata Kanto in Maki,Niigata.

巻の鯛車教室始まりました!今回、開催一週間前まで定員の半分しか集まらなくてかなり焦りましたが、開催が近づくに連れて一気に増えて、しかも教室が始まってからも途中からでも参加したいという方もいて、おかげさまで大盛況です!今回若い参加者が多いのも嬉しいところですね。

今回は初めての生徒さんが多く、先生たちも教えがいがありそうで頑張ってくれていますよ!お盆までにオリジナルの鯛車を完成してご自宅の玄関に、またはお墓まで引いていけるように頑張ってもらいたいですね。

そして新潟の巻地区は新潟県で一番早い夏祭りが行われる町として知られています(ほんとですかね笑)。鯛車の活動をはじめてから民謡流しや子どもの山車に鯛車が使われるようになったのも嬉しいですね。下の鯛車は私が10年以上前に修復した区役所の鯛車です。あれから何年も経ちますが、おそらく更に修復されたようでピッカピカです!これは巻で鯛車をつくっている職人の内山看板屋さんが手がけたものと思われます。

そして巻の商店街にある久保田時計屋さんにはお祭りの時期にお店の前に変わった鯛車が並びます。これは久保田さんが巻のお寺で見つかった鯛車の骨組みを再現してつくったものです。お寺で見つかった鯛車には台座のところに江戸時代の年号が書かれていたようです。江戸時代にこんな斬新なカタチ(尻尾から胴体までが曲がっています)の鯛車が作られていたなんて、とても夢がある話ですよね!

巻祭りの最終日はやかた竿燈で締めくくられます。これもだいぶ歴史が長いですね。鯛車と同じ江戸の末期頃と言われています。チームごとの竿燈が、担ぎ手による激しいもみ(もみとは竿燈を上下にゆさぶることです)で競い合います。いつも乗り手の女性が落ちるんじゃないかと思うくらい揺さぶられる姿は圧巻です。私は商店街のど真ん中に住んでいるので、やかた竿燈の音がとぎれると祭りも終わったなと寂しい気持ちになりますね。

それでは来週から巻の教室は紙貼りに入ります!どんな鯛車が完成するか、みなさんの作っていく経過も含めてとても楽しみですね!

 

 

別れと、そしてこれからの未来へ。

Taiguruma Workshop Schedule 2018-2019

みなさんこんにちは!実はこのHP新しくなってから「ブログ」のところではイベントや教室の報告を、「ニュース」のところではこれから始まるイベントや教室についてのお知らせをしていました。今まで用途によって内容を分けていたのですが、従来のブログを見ていただいていたみなさんはブログから来ていて、そのままブログしか見ていない方が多いことがなんとなくいろんな方からの情報でわかりました。ニュースにアップしてもわからない人が多かったということですよね汗

ということで再度情報発信させていただきます!
今月19日から東京西永福で、来月3日からは新潟巻地区で鯛車づくりの教室を開催します!どちらともまだ空席がありますので、作りたい方、ぜひご連絡ください。巻の教室は6月〜以外に秋にも教室を予定しております。ただし東京の教室はこの5月の会のみになります。都内近郊にお住いの方はぜひこの機会にご参加いただければと思います。よろしくお願いします!
以下詳細になります↓

【東京西永福教室】※今年から新しい会場となります!

会 場:ヴィンティーク(京王井の頭線・西永福駅近く)
日 時:5/19,20,26,27(10:00〜17:00)
    ※お昼休み1時間あり。
費 用:9,000円
持 物:筆記用具、カッター、ハサミ

申し込み:鯛車復活プロジェクト事務局
     TEL/0256-72-8736(平日9時半〜16時半)
     MAIL/taiguruma@gmail.com

【新潟巻教室】

会 場:巻コミュニティセンター(巻文化会館前鯛の蔵となり)
日 時:6/3,10,24 7/1,8,15,22,29(毎週日曜9:00〜12:00)
    ※6/17のみ巻祭りのためお休みになります。
費 用:3,000円(初回の人のみ。2回目からは8,000円)
持 物:筆記用具、カッター、ハサミ

申し込み:鯛車復活プロジェクト事務局
     TEL/0256-72-8736(平日9時半〜16時半)
     MAIL/taigurumarp@gmail.com

【鯛車復活プロジェクト今後の予定について】

2018年
  5月 西永福教室(東京)
  6月 巻教室(新潟)
  7月 千灯まつり(新潟本町)
  8月 鯛の盆(新潟※8月13日)
  9月 鯛の宵(新潟)
10月 巻教室(新潟)
10月 パリ教室(フランス・パリ)
11月 ガルベストン教室(アメリカ・テキサス州)
2019年
2月 善光寺教室(長野)

今年はご縁がありフランスのパリに1週間滞在し、教室を開催することになりました。写真は私の新婚旅行に勝手に持って行き引き回して捕まりそうになりながら撮った渾身の1枚です笑
まだ決まったばかりで詳細を詰めていないので、また後日こちらでお知らせいたします。
なかなか今年度もハードなスケジュールですが、頑張りたいと思います!!
地元巻教室の先生方、東京や長野、ガルベストンでいつも協力してくださるみなさん、そして教室やイベントに参加いただけるみなさん、みんなでつくってきたプロジェクトです。これからも巻の鯛車、日本に世界に拡げます!

と、上記のことを書いているのは自分に言い聞かせて、気持ちを強く持ちたかったからでした。ずっとこの場でお知らせしなければいけないと思っていたことがひとつありました。
今年の2月に長年プロジェクトを支えてきてくださった相田先生が病気でお亡くなりになりました。相田さんは巻教室はもちろんのこと、東京、長野、仙台にも同行してくれて、鯛車をつくること教えることが大好きで、そして誰よりも鯛車を愛していた人でした。先週みんなで鯛車の修復をしていて、いつも使わない絵の具で苦戦していると、1人が色ぬりの得意な相田さんがいたらなぁ、と声をあげました。そしたらみんなが次々に相田さんの話をしました。そんなことがあった数日後、なんと相田さんの携帯の番号から着信があったんです!掛け直しても出られなかったのでおかしいなと思っていたのですが、奥様が間違って私にかけたことが後日わかりました。でも自分にとっては相田さんからの電話が背中を押してくれているようで嬉しくて、頑張ろうと思えました。目の前からいなくなってもこんなカタチで見守ってくれる相田さんはやっぱりすごいなと思いましたよ^ ^かないませんね。
これからも相田さんの気持ちはいつでも一緒です!
※写真は相田さんが大好きな長野で鯛車をおしえているところ(2016年2月撮影)

鯛車技術発表会&修復作業

The idea shared meeting of Taiguruma & repair

昨年12月半ばからのオフシーズンを経て、巻のプロジェクトがいよいよスタートしました!まずみんなで久しぶりに集まってやってみたいことがありました。巻の教室は県外教室と違って生徒さんの数が多いです。ですので各チームに先生をおいて、チームごとに教室を進めていく体制をとっています。先生たちはどうやったらスムーズに鯛車をおしえられるかを常に考えてくれていて先生たちがそれぞれに編み出した技をチームの生徒さんにおしえているんですよ。他のチームの先生もまわりの先生たちの技が気になって(笑)、よく覗きにいっては技をおしえてもらい、自分の持っている技術もおしえたり、そんな良い技の循環が、鯛車教室の発展につながっているんですね。今回はみんなから自分はここはこうやっているという技術の共有を図るための技術発表会なるものを開催してみました。

そしてファシリテーターの素質を持った人を発見したので、今度からこんな場面があったら、この人にお願いしようと決めました(笑)

みんな鯛車をつくることが大好きなんですね!あっという間の1時間で、すごく盛り上がりました。次回の教室に反映できるすごいアイディアばかりでしたので第二回もぜひやってみたいと思います。

その後、二年に一度開催している鯛車の修復活動も行いました。昨年だいぶ活躍してくれたので鯛車の大半がボロボロ(汗)新しい服に衣替えして、また今年も頑張ってもらわないとですね。

そして上の小林先生が持っている里菜ちゃんと台座に書いてある鯛車。これは小林先生が10年ほど前に、貸し出し用の鯛車に自分のお孫さんの名前を入れたものです。今はもう高校生になったと笑っていました。こんな鯛車たちが新しく紙を張り替えられて次の子どもたちが引く鯛車へ生まれ変わるのだとしたら何か感慨深いものがありました。修復は4月まで続きます。メンバーのみなさん、よろしくお願いします!

そしてそんな鯛車の作り方や歴史を紹介した「鯛の蔵」は、毎週日曜日朝10時〜16時まで開館しています。ぜひ遊びにきてくださいねー!

鯛車教室 in 長野善光寺③

Taiguruma Workshop in Nagano Zenkoji -vo.3-

この日は長野教室最終日。朝からみんな完成に向けて頑張っていました。夜は灯明まつりといって、善光寺がいろんな色にライトアップされたり、善光寺へいく参道にはたくさんの行灯が並べられたり、善光寺ではけっこう大きなイベントです。

朝の善光寺。3連休のせいか昼間でもこの賑わいです。

そして教室もいよいよクライマックス!

毎年、私たちを受け入れてくれる東澤さんもスイカ車に初挑戦です!
そしてみんなの鯛車にも色がついてきましたね。

こちらのスイカにも色が入りました。美味しそう!

こちらのご家族、息子さんが色ぬり担当です。家族3人で鯛車づくり、いいですね!

親子で参加のつばきちゃん、カラフルで今まで見たことのないような鯛車ができそうです!やはり子供の発想はおもしろいですね。隣のお父さんも楽しそうですね!

そしてみんな時間内に完成して、お決まりの点灯式です!あかりが入った鯛車をみて、みんな嬉しそうですね。以前の教室に参加した人たちにも鯛車を持ってきてもらい記念撮影しました。無事に完成おめでとうございます!これから善光寺まで大パレードのはじまりです!

つばきちゃんの鯛車、光が入ると更に可愛いですね!

そして今回はスイカも2台加えて出発しました。この日は天気も良かったのか鯛車が進まないくらいの大賑わい。鯛車はかなり目立つので写真をいろんな人に撮られて大人気でした!

最後は人混みがないところで善光寺さんとの記念撮影!みなさんおつかれさまでした!

やっぱり自分でつくった鯛車を引くのは良いものですね!ロジェさんに戻ると食べ物を用意して待っていてくれました。子どもたちは親戚の集まりみたいに楽しんでいたのが印象的でした。

最後に今回参加したつばきちゃんからお手紙まで!なんて良い子なんだ(泣)次回は巻に大きい鯛車をつくりに行きたいとのこと。こうして長野教室は無事に終了しました。

いつも言ってることなのですが、なんで巻じゃなくて県外・海外で教室をやるの?と聞かれることがあります。私は13年前、教室は巻の中でしかやりたくないし自分が職人になってひたすら作っていこうと思っていました。しかしやり始めると教室の参加者は増えていったのですが、若者が全く興味を示していないことや、町の人たちにとって鯛車の価値がすごく低いものだというのがわかりました。それを改善するためにいろんな地域で鯛車のファンをつくり、巻に行ってみたいとか巻には鯛車というすごい伝統玩具があるというのを教室やイベントを通じて内からではなく外から伝える活動にも力を入れることにしました。そうしたら徐々にですが、巻の人たちも鯛車の価値に気づいてくれたのか、町のシンボルとしてだんだん使われるようになりました。そしてたくさんの賛同してくれる仲間ができました。長野もアメリカも巻から離れていますが、鯛車のファンになった人たちとは気持ちでつながっている気がします。今年はやめるイベントもあれば新しく立ち上げるイベントもあります。また報告させていただきますね。
長くなりましたが、改めて長野のみなさま、ありがとうございました!また来年この時期にお会いしましょう!

鯛車教室 in 長野善光寺②

Taiguruma Workshop in Nagano Zenkoji -vo.2-

毎週末長野に通うのが楽しみになってきました。この日は今回の開催場所の目の前にあるナノグラフィカ(鯛車教室を長野で最初に開催してくれた団体です!)の代表のたまちゃん(みんながこう呼んでいます笑)にお誘いいただき、善光寺のお朝事に参加してきました。

たまちゃんのパートナーのけんちゃん(みんな、ちゃん付けなんですね笑)が宿坊に勤めてられるので案内してもらいました。

ありがたいお経と、善光寺の地下回廊でお戒壇めぐりもさせていただき気が引き締まった思いでした。この善光寺の文字に鳥が5匹と牛が1匹隠れていることもわかったところで教室に戻ります。(ずいぶん長野満喫してますよね笑)

今回お父さんと参加の小学4年生のつばきちゃん。おそらく鯛車づくりでは最年少ではないでしょうか。それでも説明するとパッパと作ります。ものすごく器用で、小学4年生ってこんな感じだったっけと思うくらい良い子でした。うちの娘もこんなふうに育ってほしいと思うのでした。

そしてそのお父さんはというと、前週に引き続き夜勤明けで一睡もせずに教室にきてくれました!鯛車づくりを楽しみにしていたとのこと。親子できっと素敵な鯛車ができますね!

そしてこちらはリピーターの方。前回中くらいのものをつくったので、今回は小さいサイズに挑戦です。この方も器用な方であっという間に紙貼りもこの通り!

そしてこちらも先週に引き続いて(今回は表参道教室から続きを長野教室で作られる流れができています笑)川崎からの参加のご家族。奥様ははじめて鯛車づくりに挑戦でした。紙貼りまでを旦那さんが行い、ロウつけは奥様。ロウ付けが失敗しないかハラハラしている旦那さんと対照的にどんどんロウを付けていく奥様。2人の息がぴったりでしたね!

そしてスイカ3台目からなのか職人の目つきをみせる娘(笑)

いよいよ翌日が最終日になります。みんな夜の善光寺イベントまで間に合うかどうか!?

 

つづく。

鯛車教室 in 長野善光寺①

Taiguruma Workshop in Nagano Zenkoji -vo.1-

2018年のスタートは長野善光寺からでした。こちらでの教室は4回目。長野教室でおもしろいのは毎回開催場所が異なるというところ。一年目は一軒家。二年目はアパート。三年目はギャラリーでした。そして今年の開催場所は雑貨屋さんです!こちらはロジェさんといって善光寺のお寺のすぐ近くにヨーロッパを中心とした雑貨を取り扱っておられます。もちろん日本の作家さんのものも。こちらのオーナーの奥様が初年度から教室に参加されたのがご縁です。しかもこちらの奥様、ご自分で作られた鯛車をお店のウインドウに飾ってくれているんですね。これを見たお客さんが鯛車を作りたい!といって教室に参加されたり。そして今回はこのお店の二階に素敵なフリースペースを作られたので私たちは寝泊まりしながら教室を開催させていただくことになりました。

今年の参加者は親子からリピーター、そしておもしろいことに昨年の表参道教室に参加して全日程に参加できず完成できなかったので、長野で完成させたいと続きの方もいましたよ笑

そんなこの方も今回、見事に完成されて東京に持って帰られました。遠くからのご参加ありがとうございました!

そしてこちらの参加者(私の娘ですが)長野でスイカ車を引きたいようでなんと3台目のスイカ車に挑戦です!おそらくこんなにスイカ作った人もいないと思いますね。彼女いわくメロンよりスイカが好きだそうです。。

そしてオリンピックで流行りのモグモグタイムです!いろんな方が見学や遊びにきてくれてたくさんお菓子を持ってきてくれるのでみんな大喜び。きていただいたみなさん、ごちそうさまでした!!

この日で東京から来られた方は最後なので、点灯式とみんなで記念撮影をしました。完成おめでとうございます!また東京でお会いしましょう!

そして毎年必ず行く大好きなパン屋さんでは、明日の朝ごはんを買いに行きました。長野は新潟に比べて雪がまったくなくとても快適でした。久しぶりのお日様にテンションもあがります。-6度とか気温は寒いですけどね。さて今年も長野でどんな鯛車できるか楽しみですね。つづく。

ガルベストン旅日記⑩

Taiguruma Workshop in Galveston 2017 -vo.10-

いよいよガルベストン教室も最終日。今回の教室は本当は4日間なのに誤って、3日間と手違いで募集がかかってしまったためほとんどの人が4日目が来れなくて焦りました。ただ、巻の教室の先生が編み出した技を取り入れたり自分たちがヒレなどをホームステイ先で深夜に作ったりしてなんとかカバーしてみんなが完成までたどり着くことができたんです(やればできるのか笑)それにしても通常は1日6時間を4回なわけで、6時間足りないとわかったときは間に合うか相当不安でしたよ。

それでは最終日観ていきましょう。

これは何をやっているかというと、鯛車に描く模様をスケッチしていますね。

そして部屋にロウの煙が充満しないように扉を開けてロウ塗りのスタートです。
色を塗って完成したのがこちら!(色ぬり時間ギリギリで写真撮れませんでした汗)

みんななんとか完成しましたね!上のベルギーからの留学生も可愛い鯛車完成させました。1年後、ベルギーに持って帰ってくれたらベルギーに鯛車初上陸ですね笑

そして今回は時間なくて先に帰ってしまった人もいたので、鯛車が少ない数の記念撮影になってしまいましたが、おかげさまでガルベストンで5回目の鯛車教室も無事に成し遂げることができました!

そして今回も開催場所であるガルベストンアートリーグを提供してくれたビリーはなんと4回目の参加でした。オレンジ、パープル、グリーンは毎年2月にガルベストンで開催されるマルディグラ(仮面をつけて練り歩くお祭り)にちなんで付けられた色で、今回はオーソドックスな赤にしてくれました!また来年も参加してほしいです!

そしてここからは少し旅のダイジェストで。今年も様々な方が私たちの滞在中に会いに来てくれました。ご飯をご馳走してくれたり、お土産をもらったり。毎年この時期に必ず会う親戚のような感じですよね。妻と娘は2年ぶりのガルベストンだったので、みんなこの2年間の娘の成長ぶりには驚いてましたね。

そしてもちろんこの時期に恒例の皆川さんの誕生日会。今回はガルベストンのスチュアートさんのご自宅で開催されました!嬉しそうですね笑

そして最後に今回ホームステイをさせてもらったシドニーに夜中にこっそりつくった鯛車をプレゼントして終わりました。写真に写っているザモラには前日に必ず花束も添えるんだぞとアドバイスもらったので、準備万端なおかげで大成功!とても喜んでくれました。

そして最後は昨年4月に新潟へ来てくれたジョーとも一緒に記念撮影。なんとこの3人、今年の6月あたりに新潟へ来てくれることになったんですよ!また新潟で会えると思うと今からすごく楽しみです!

今回の旅では初めて3週間近くもいたせいか、すごく長く感じましたし初めての展覧会、教室などとても内容の濃いものばかりでした。全て完走できたのはいつもガルベストンで協力してくれるメンバー、そして知り合ったばかりなのに私たちをずっと昔からの友達のように接してくれる現地の人たちのおかげですね。そんなガルベストンの人たちが私たちは大好きで、また来年もこの町に戻ってきたいと思えるんですよね。そして今回は妻娘がいたことで、私は自分の家にいるような安心感もありましたし、ひたすら鯛車をつくってくれた妻がいなかったら展覧会は成り立たなかったわけで本当に感謝しています。そんな妻がずっと行きたいと言っていたガルベストンのメキシコ湾沿いに立つ遊園地も最終日に滑り込みでいくことができました。ガルベストンは本当に美しい町。巻の人たちもいつかこの町にたくさん連れていけたらなと、この美しい海ではしゃぐ娘をみて思いました。10回連続で書いてきましたが、読んでくれたみなさまありがとうございました!!

おわり。

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