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町なかに住むということ。

ブログを楽しみにしているみなさん、お待たせしました。
そしてずっと更新できず、申し訳ありませんでした。
ずっと気持ちが乗らずに書けませんでした。

実はこのブログ、見てくれた方が毎日どれくらいいるか
統計がとれるんです。
こんな休みがちなブログでも多くの人が
毎日ここにきてくれていました。
1人、2人ではないんです。ものすごく多くの人が見てくれていて
それを調べるたびにすぐに書かなきゃと思って焦っていました。
でも義務化してしまったらここで書いている意味がないし、
書きたい時にまた再開しようと思っていたら
ここまで引っ張ってしまいました。
ただ教室やイベントごとの経過を伝えるんじゃなくて
自分の想いを、例え拙い文章でも自分の言葉で伝えたいと思って。

そして今急に書きたくなったので書きます!
前段が長くなってすいません。

今日は少し自分の話をさせてください。

私は4年前に結婚をきっかけに実家のある町のはずれから町の中心部の
商店街に引っ越してきました。
きっかけというのがすごくおもしろくて
プロジェクトのメンバーでもあり、大学の先輩でもある皆川さんが
巻の町なかにおもしろい物件があるから見にいこうと
誘われたのがきっかけでした。

築50年以上経過した古民家がとても安価で、しかも土地付きで
ハウスメーカーから出ていたのを皆川さんの兄弟が見つけたのです。
その後皆川さんがこの家を買い、
ちょうど結婚するタイミングとうまく合致したため
皆川さんが大家さんとなりこの家に私たち夫婦が住むことになりました。
家の内装には皆川さんをはじめ、私と妻、そして私の友達、
そして皆川さんの友達など
いろんな人が関わって少しずつ形になって完成したのがこちらです↓

以前、雑誌に掲載させていただきました。

まだ家は正直完成していないのですが、皆川さんが私たち夫婦の要望を
聞いてくれてすごく理想の住まいができました。
本当に感謝していますよ!

ただ、ちょうど家が完成した時に祖父が亡くなり、
一人暮らしだった祖父の家が丸ごと空いてしまいました。
皆川さんとは5年住むことを約束して今4年が経とうとしています。
家は人が住まないとどんどん痛んでしまいます。
国道沿いの祖父の家には5年が過ぎたら、
移ろうとずっと思っていました。

しかし、最近家もそうですが町に前よりも愛着が出てきたんです。
家から歩いて商店街に買い物に行けるのがとても便利です。
歩いて1分のところに美味しいお肉屋さんがあって、
クリーニング屋さんがあって、弁当屋さん、やきとり屋さんなどなど。
夏には商店街で行われる祭りのパレードの太鼓の音で朝目が覚めて、
夜は家の前からは打ち上げ花火がよく観えます。
季節が音や様子で感じられます。

国道沿いにいけば大型スーパーやコンビニがあってとても便利だと
思いますが、町なかでしか味わえないことが山ほどあると思うんです。
今年子どもが産まれて、よく商店街に散歩に出かけるのですが
歩いている人、買い物をしている人によく話かけられます。
近所の人には、ここの通りには何十年ぶりの子どもだと
自分のことのように喜んでくれました。

子どもが大きくなった時に自分の町のことを自分の口で説明できるように
なってもらいたいです。私の町にはこんなところがあって、こんな人がいてと。

私は巻生まれですが、父が転勤商売だったため子どもの頃から県内の
いろんなところを回ってました。それはそれで友達もたくさんでき
良かったのですが、自分の地元に対しての愛着を持ったのが
鯛車と出会った大学の頃からでした。
親の身勝手な考えかもしれませんが、子どもにはここでしか
味わえないものを小さい頃から感じてほしいです。

それでここを出て行くことに悩んでいます。
最近このことばかり考えています。どなたかアドバイスを。。。

みなさんにお待たせした鯛車の話はまたすぐに書きますね!
長くなってしまったので今日はこれにて。

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