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2015.02.16 Mon
長野のカフェ
先日、長野に行ってきました。
もちろん鯛車教室絡みですが。
色々とできごとはあったのですが、
今日はあえてひとつだけ話しをしたいと思います。
ちょっと話しが溯りますが、
私は中学1年生まで三条市(新潟〜長岡の間の町です)に住んでいました。
大崎という下田村の隣の山のふもとの地域だったのですが、
学校が休みの日には北三条という三条市の中心街に
土手道を通って自転車に乗って一人行くのが好きでした。
ジャスコパルム店(今で言うイオン)が当時はあったのですが、
そこで必ず100円を握りしめて「みかずき」(あのイタリアンで有名な)
のソフトクリームを食べて帰ってくるというのが日課でした。
そんなことで北三条は巻に引っ越してからも高校生までは電車で、
大学生になってからは車で、何かと時間が空くと
一人でふらっと行くところにいつの間にかなっていました。
今から3年くらい前でしょうか。
偶然にインターネットで検索して引っかかったのが
「桑原商店」という桑原さんという方が北三条でやっているカフェでした。
お店の外観(桑原さん、ブログから写真をお借りしました!) |
もちろんその場所も昔よく自転車で通っていた場所です。
よくサッカーシューズを観に行っていたスポーツショップの向かいで
まだできたばかりと知り、すぐに行ってみました。
行ってみると前からその場所にあったような不思議な雰囲気のあるお店でした。
家具は古道具屋さんで集めた素敵なものが揃っていて、
そのセンスは私にとってドンピシャでした。
もともと桑原さんは、あの益子の有名店「スターネット」に
勤めていた経歴があり三条出身の方でした。
そんな桑原さんが持ち合わせている空気感、
センスがとても好きでした。
通ってから3、4度目くらいだったでしょうか。
お店に入ると奥に座っていた桑原さんがすごく悩んでいる様子でした。
そのときは理由がわかりませんでしたが、その後すぐにお店を閉めて
長野に引っ越してしまいました。
まだ始めたばかりなのにお店を閉めてまで長野に引っ越すということは、
よほど何か惹き付けられるものがあるのではないかと思い、
それからずっと気になっていました。
桑原さんのブログによると、
長野の望月という地区で農業とお店を持たないギャラリーを引き続き、
やっているというのがわかりました。
桑原さんがよく通うカフェというのが
長野の佐久市望月にあるというのがわかり、
今回長野の善光寺まで行ったので
用事を終えて新潟に帰る際にでも寄ってみようと
思いつきで行ってみることにしました。
そしたら善光寺からけっこう遠いんですね。。。
しかも新潟とは逆方向。
山を越えてなんとか辿り着きました。
そこにはものすごいお店がありました。
お店の名前は「YUSHI CAFE」 オーナーの名前がYUSHIさん!? 外見は普通の民家風です。看板がかわいい! |
入り口のトビラは引き戸で これは新しくここにつけたのでしょうか。 |
入ると薪ストーブが! だからあんなにあったかかったのか。 |
メニューはクリップでとめてあるだけの シンプルなつくり。 |
メニューは飲み物の種類が多くて、 ケーキやパンなどの軽食もできるようでした。 |
私はコーヒー、娘は子ども用のリンゴジュースを。 美味しい! |
砂糖を入れる瓶の脇には スプーンが針金で簡単に取り付けてあります。 これは良いアイディア。 |
窓側の席。窓から見える雪がいい感じ。 しかもこのテーブルはミシンの台。 奥には窯が見えます。パンでも焼いているのでしょうか。 |
全てがよく見えます。 |
オミズ!! |
コーヒー豆の種類も豊富でした。 |
ものすごく刺激を感じる場所でした。
どのくらいいたんだろう。
オーナーの方もすごく感じの良い方で、
近くにあるおすすめのお店もおしえていただきました。
常連さんがとても多そうで、まわりに何もないようなところだったのですが、
たくさんのお客さんで賑わっていました。
窓際に若い女性が音楽を聴きながら雑誌を読んでいたり、
年配のご夫婦が2人でゆっくりコーヒーをすすっている姿。
そしてお店にあるものすべてが気取ってなくて、
そこにあることが自然なものばかり。
内装もほどよい手のかけ具合。人もモノも全てがあたたかい。
近くにこんなお店があったらなぁと。毎日通いたいくらいです。
思いつきで行ったので桑原さんには会うことはできませんでしたが、
桑原さんがこの地域に惹かれる理由が少しはわかった気がしました。
また、あたたかくなったら必ず行ってみたいと思います。
長くなりましたが、今日はこの辺で失礼しますね。